Double Eagle M56DL

海外のコピーメーカー Double Eagleから販売されているエアコッキングショットガンです。
概観はM1014(ベネリM4)ですが、中身はマルイのベネリM3のコピーで
3バレル3シリンダーによる、3発同時発射メカになっています。

M56DLの他にも、ショーティモデルやM3まるごとコピー等も出しています。
しっかり発泡スチロールに梱包された状態になっています。
箱を開けると、なんだか正露丸っぽい臭いがします(笑)
付属品は取説(英語と広東語?)にクリーニングロッド、スリング、ローダー、
サイト調整用のレンチ、マガジン、BB弾です。

取説もマルイテイストで、クリーニングロッド、ローダーに至るまでほぼフルコピーです。
付属のBB弾は外径5.92mm前後、重量0.12gの弾です。
意外と綺麗な概観をしていますが、パーティングラインが大きく残っていたり
妙な出っ張りがあったりする弾も混じっているので、使わないほうが無難です。
全体像です。まず驚かされるのがその重量で、
この状態(マガジン無し)で1622gしかありません。

これはガスブローバックハンドガンの1.5倍程の重量でしかなく、
片手で簡単に取り回すことが出来ます。
アウターバレル、マガジンチューブはアルミ製です。
表面は若干荒い塗装仕上げですが、
アウターバレルはしっかりテーパーがかかっています。
フロントサイトはプラ製ですが、
肉厚も十分で取り付けがしっかりしているので、
ぐらつき等はありません。
リアサイトもプラ製ですが、ちゃんと上下左右に調整が効きます。

テンションスプリングが若干弱めな感じで、
クリックが無いので、ずれるのが心配な場合は
ロックネジを新設するなどした方がいいでしょう。
立派なゴーストリングサイトです。
ブレードは金属製で、両サイドに凹みが入っているので
好みでホワイト等を入れても良いと思います。
サイトピクチャーです。
このゴーストリングサイトがあるだけで、格段に狙いやすさが向上します。
リアサイト前方には、レールも備え付けられています。
レールもプラ製で、一応中で噛み合うようにはなっていますが、
レシーバーにネジ3本だけで止まっているので強度的に不安が残ります。
レシーバーにナットを埋め込み、金属製のベースを移植しても良いと思います。

レール幅は20.8mmとエアソフトガンでよく見かける幅ですが、
上下幅が4.5mmと少し薄く、マウントリングによってはぐらつきます。
厚紙やプラ板などでガタ取りするといいでしょう。
エジェクションポート周りはモールドで、結構デフォルメが入っています。
ポートには注意書きがモールドで入っています。
本来、M1014はセミオートショットガンなので
フォアエンドは動きませんが、M56DLはエアコッキングなので
CAW M1014と同じくフォアエンドが動き、ここでコッキングします。

ラバーコートされていて、モールドで滑り止めも入っているので
グリップ感は抜群です。

コッキングはマルイM3と比較すると、ほんの少し軽めと言った感じです。
この辺りも、マルイでおなじみのメカニズムです。
マガジン収納部のクリアランスが少し大きめなので、
ローディングゲートを開くと、シェルが綺麗に落ちてきます。
セイフティはクロスボルト方式で、写真の状態でオフです。
しっかり赤マーキングも入っているので、機能はバッチリです。

トリガープルはマルイM3と同様に、プラ特有の粘りのあるプルで
トリガーリターンSPが、若干強いものが入っているので
マルイM3より、少し重めと言う感じです。
M1014の特徴とも言えるスライドストックも、しっかり再現されています。

ストック自体はプラですが、基部のシャフトは肉厚でしっかりした金属製なので
強度は十分あります。

写真は最も短くしたポジションです。
まず、ストックを右方向へ少し捻り、グリップと噛み合っている部分を外します。
この状態で、基部のボタンを押しながら伸ばします。

右に捻るのは、最も短くした状態から伸ばしたり、最も短くする場合のみです。
このストック、残念なことに抜け止めが施されておらず、
一気に伸ばした状態にしようと、勢い良く引っ張ると
写真の様にすっぽ抜けてしまいます。

この辺りは、要改善ポイントです。

ストック基部を本体から外す為には、
全長が15cm位の長い4mm六角レンチが必要です。
ストックを最も伸ばした状態です。
ストックが斜めに延びていくので、チーク位置もそれに応じて下がっていきます。

オープンサイトで狙う場合、体格にもよりますが
ストックを伸ばした状態にしないとサイトが覗けなくなります。
マガジンはショットシェル型で、1個付属してきます。
装弾数は30発です。

上が付属のシェルで、下がマルイ製のシェルです。
文字の配置は違えど、殆ど同じ文章です(笑)
付属のシェルは、何気にリムにメッキがかかっています。

お互い、完全互換します。
続いて、内部偏です。

これがM56DLのインナーバレルアセンブルです。
M56DLを実射してみると、全然ホップが効いておらず
マルイ0.2gで85m/s程出ていますが、有効射程で20mありません。

チャンバーを覗いてみると、殆どホップの突起が出ていないのが分かります。
左がM56DLのパッキンで、右がマルイのM3用(エアコキハンドガン共用)パッキンです。
こうしてみると、M56DLのパッキンはホップの突起が非常に小さいのがわかります。

両者とも互換性有りなので、マルイ製パッキンに交換をお勧めします。
これだけで、30m位まっすぐ飛んでいく弾道になります。
チャンバーの比較です。左がM56DL、右がマルイM3用です。
リブなどの細かい部分に違いがありますが互換性有りです。
破損時に、マルイ製で代用が効きます。
インナーバレルはアルミ製で、全長297mm、内径6.09mmです。
インナーバレルはアウターバレルの2/3ほどしか長さがなく、後はスリーブです。
マルイのM3ショーティと長さが同じ事から、インナーバレルは
ロングバレルとショートバレルで共用していると思われます。

インナーバレルの窓部分の仕上げは雑で、バリが出ています。
着弾パターンが広がったり、弾道が滅茶苦茶な場合は
ここに引っかかっている可能性大です。

カッターやヤスリを使って、綺麗に面取りしてあげます。
チャンバーブロック比較です。左がマルイ、右がM56DLです。
これもリブ等、細かい部分が違うだけで、形状は丸ごとコピーです。

プラの素材が違い、M56DLは充填剤を混入した樹脂を使用しています。
機関部の比較です。上がM56DL、下がマルイM3です。
ぱっと見では、シリンダーの色が違うくらいで、殆ど同じに見えます。
上がマルイ、下がM56DLです。
各パーツの互換性は検証しませんでしたが、シアは軸の太さが違い
マルイ製は取り付けできませんでした。
スプリング比較です。同じダブルスプリング仕様です。
上がM56DLで、下がマルイです。マルイの方が、若干長いスプリングを使用しています。
シリンダー比較です。形状は完全コピーに見えます。
白い方がM56DLのシリンダーで、これも充填剤混入の樹脂を使っています。

純正とシリンダー内径を比較したところ、
純正が14.11mmでM56DLが14.33mmと、0.2mmほど
ボアアップしたシリンダーになっていました。
マルイM3より弱いスプリングで、同等クラスのパワーを出していたのは
このボアアップの効果が大きそうです。
ピストン比較です。構造もまるっきりコピーです。
M56DLもカップ方式ですが、ボアアップシリンダーに合わせたカップで
マルイ純正より、若干大きめのものを使っています。

M56DLのカップをマルイシリンダーに入れると、
かなりキツキツで動きが渋くなります。
使用する上で懸念するポイントとしては、
フォアエンドとリンクを接続する基部のパーツ強度です。
マルイM3はここが金属製ですが、M56DLはプラ製です。
一応ネジ4本で固定されていますが、力がかかる部分なので
破損には注意しなくてはなりません。

マルイM3用は、フォアエンドの形状が違う為、流用不可でした。
何か補強対策を講じたいところです。
上がマルイM3ショーティに固定ストックをつけたモデルで、
下がM56DLです。ストックを縮めた状態にすると、長さは殆ど同じです。
性能も、この個体ではパッキン交換する位でマルイ製に匹敵しました。
どうも中華特有の個体差があるらしいので、購入前に事前チェックをお願いするなど
万全の体制で購入に臨んだほうがいいでしょう。

M56DLはオークションや海外製品を輸入しているショップで入手できますが、
驚くべきはその価格で、\6000〜\9000程で購入できてしまいます。
発売元に近い香港のショップでは、$30〜$40と破格値で販売されています。
恐るべし、中華コピーです。

概観や細かい部分がアレですが、弄れる人やディテールアップのベースにする人には
お勧めの一丁だと思います。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
85.2 86.8 84.9 83.5 86.6 86.2 84.9 85.0 84.7 86.2
最大値 最小値 高低差 平均
86.8 83.5 3.3 85.4
マルイ0.2g使用時の初速です(パッキン交換前のノーマル状態)

弾速計はcd-625が使用できないため、クローニーM1を使用しました。
初速も十二分で、ゲームやマッチでも使えるレベルです。
価格:\6000〜\9000前後 全長:890〜1007mm
重量:1622g(マガジン含まず) バレル長:297mm(内径6.09mm)
装弾数:30発 発射方式:ポンプアクションエアコッキング
ホップタイプ:固定ホップ 外部:幅20.8mm、高さ4.5mmマウントベース
サイト:フルアジャスタブル ゴーストリングサイト