K.T.W.
Spencer Carbine

K.T.W.から2014年2月に販売されたエアコッキングガンで
実銃は1860年にアメリカで開発された、現代で言う古式銃になります。

この時代は先込め式から連発式への過渡期とも言える時代で
スペンサー銃の7連発(毎分20発)というファイアパワーは、当時としては画期的でした。

今回、K.T.W.がこの銃をモデルアップするにあたって
基本設計を担当させていただくことになりました。


設計にあたっての基本採寸や取材は
福島県会津若松市の新選組記念館にお世話になりました。
戊辰戦争時代の貴重な資料や、数多くの古式銃が展示されていますので
現地に足を運んだ際は、ぜひ訪れてみてください。

http://www.aizushinsengumi.com/
各部の紹介に移ります。

K.T.W.がモデルアップしたのは、スペンサー銃のカービンサイズになります。
カービンサイズと言っても、全長990mmと現代の銃に比べれば大型です。

連発機構で試行錯誤していた時代らしく、
スペンサーカービンは装填をレバーで、激発をハンマーで行うという
2アクション方式を採用していました。

今回はそれを再現するため、同じようにレバーとハンマー部分は独立しています。
左側面の写真です。

現代の銃に比べると、異様なフォルムです。

左側面にはスリングフックがついていて
当時もワンポイントスリングで携行していました。
現在、アメリカで復刻版の革+金具のワンポイントスリングが販売されています。
フルサイズの名残で、ストック下にもスリングスイベルがついています。

フルサイズは、こことハンドガード前方にもスイベルがついていて
2ポイントスリングで運用していたようです。
リアサイトは装填機構の都合上、かなり前方についています。
遠距離を狙う際は、このように照尺を起こして使います。
照尺もライブで動きます。
側面から見ると、板バネのテンションによって
照尺が歪んでいるのですが、実は実銃も全く同じで
照尺の強度不足により、自然と反ってくるそうです。

この個体は撮影などでかなり動かしているため、
一部塗装が剥がれています。
ハンドガード、ストック共にアメリカンウォールナットの木製部品です。
フロントサイトは別パーツです。
サイトピクチャーです。

リアサイトがかなり手前にあるので、照準にはコツが必要です。
ハンマーはハーフコックとフルコックの2ポジションで止まります。

実銃はファイアリングピントの干渉を避けるため、
装填アクション時はハーフコック状態にしないといけませんが
K.T.W.のスペンサーカービンはダウンポジションからでも装填が可能です。

ちなみにハーフコックポジションでは、トリガーを引いてもハンマーが落ちません。
こちらがフルコックポジションです。
この位置でトリガーを引くと、ハンマーが落ちます。
スペンサー銃はスラントアクションと呼ばれる
他に類を見ない変わった装填方式を採用しています。

レバーを操作することで、レシーバー上部から見えるロッキングブロックが
動いてロッキングを解除し、レシーバー内部ブリーチブロックが丸ごと
銃下方に出てくることで、弾を拾って装填します。

ロッキングが脆弱ゆえ、リムファイアのピストル弾しか使用出来ず
サイズの割に有効射程が短いという弱点が存在します。
ロッキングブロックの動きです。

この状態はまだ閉鎖ポジションで、
エアコッキングガンも同様にシリンダーが閉鎖、ロック状態になっています。
レバーを少し引くと、ロッキングブロックが下降してロックが解除され
ブリーチがフリーとなります。

エアコッキングガンも同様で、シリンダーのロックが解除され
次弾の装填が可能となります。
さらにレバーを引くと、ブリーチが回転して銃下方に出てきます。

レシーバー内部がほぼ出てくると言う機構を再現しています。
レシーバー内部には、給弾ルートや
シリンダーコッキング用のギアなどが見えます。

この銃は、銃の2/3近くに及ぶ長大な給弾ルートが
内部に通っています。
バットプレート方向から、マガジンエンドが見えます。
ここを90°回転させることでロックが解け、マガジンを引き出せます。

実銃はマガジン(と言うよりも、弾を押すテンション棒)が出てくるのですが、、、
K.T.W.のスペンサーカービンは、ここで止まります。

BB弾を装填する際は、この状態まで引き出してから、、、
トリガー前方に隠された給弾口からBB弾を入れます。
合計35発入ります。

G&G 0.2gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 89.90 90.10 90.20 90.10 90.00 90.20 89.90 0.30 90.06 0.81
適正 89.70 89.60 89.90 90.10 89.60 90.10 89.60 0.50 89.78 0.81
G&G 0.25gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 81.20 81.30 81.00 81.40 81.00 81.40 81.00 0.40 81.18 0.82
適正 80.10 80.60 80.40 80.70 80.10 80.70 80.10 0.60 80.38 0.81
G&G 0.28gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 74.50 74.60 74.50 74.80 74.50 74.80 74.50 0.30 74.58 0.78
適正 71.20 71.60 71.40 71.80 71.50 71.80 71.20 0.60 71.50 0.72
使用弾速計 : Combro cb-625
測定時室温(気温) : 17℃

G&G 0.2gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 90.23 90.24 90.23 90.40 89.96 90.40 89.96 0.44 90.21 0.81
適正 90.02 89.99 90.23 90.20 89.97 90.23 89.97 0.26 90.08 0.81
G&G 0.25gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 80.80 80.89 81.42 80.70 81.34 81.42 80.70 0.72 81.03 0.82
適正 80.41 80.21 80.38 80.69 80.57 80.69 80.21 0.48 80.45 0.81
G&G 0.28gバイオ弾
ホップ状態 1 2 3 4 5 最大値 最小値  高低差 平均 J値
最小 74.84 74.95 74.66 74.51 74.68 74.95 74.51 0.44 74.73 0.78
適正 71.63 71.43 71.22 71.68 71.69 71.69 71.22 0.47 71.53 0.72
使用弾速計 : XCORTECH X3200
測定時室温(気温) : 17℃

実際に動かしてみた動画です。

初速は十分出ており、チャンバー周りも
同社M70やITHACAに準じているので、素直な弾道となっています。

ギミック重視の作りですが、撃ってよし、動かしてよしと
遊べる1丁になっています。
価格:\185000(税別) 全長:990mm
重量:2400g 装弾数:35発
作動方式:エアコッキング バレル長:--
ホップ:可変ホップ サイト:オープンサイト
外部:なし