WINCHESTER M70 pre64 旧ロット

ハンクさんの投稿インプレです。
紹介文、画像はハンクさんから頂いた物を掲載します。
ハンクさん、ありがとうございます。

KTWから発売されたボルトアクションライフルです。
外観はストックにアメリカンウォールナットを使用し、アクションは金属製で
ワンピースのレシーバーなど剛性は非常にしっかりとした作りとなっています。

ちなみに写真の銃はスコープ、バイポッド、ストックポーチなどが
装備されていますが、付属品は専用スコープマウントと予備マガジンのみです。
マウントリングは専用の設計となっており、銃に固定させる際
前方のリングを支点に90度回転させて取り付ける独特の方式です。
後方のリングを固定しているネジは、左右の締め込み具合で軸線を
調整することが可能になっています。
セイフティはボルトハンドル近くに設置されており、写真の状態でOFF
ボルト後方にスイングさせるとONになります。
ONにするとトリガーだけでなく、ボルトハンドルの動きもロックされます。
シリンダーの引きは変な引っかかりもなく非常にスムーズで、慣れれば
素早くコッキングすることも可能です。
シリンダーを取り外すときはレシーバー後端に突き出ているラッチを
レシーバー側に押し込むことでセットピンが下に潜り、抜き出せます。
マガジンは、VSRやAPSのようにストック前方ではなく
マガジンプレートを解放させ、そこから差し込む方式をとっています。
プレートを閉じると、マガジン後方に取り付けられたプランジャーと
マガジンプレートに設けられた突起と噛み合って確実に固定されます。
CAWもマガジン位置が実銃とほぼ同じの設計となっていますが
給弾の確実性は格段にこちらが上です。
HOPダイヤルはストックの先に設置されています。
右に回すことで強くなり、左に回すことで弱く掛けることが出来ます。
ダイヤルはクリック感がありますが非常に弱く、柔らかめな感触です。
回転範囲は一回転15クリックで約4回転回せます。
アクションとストックは、写真に写っている二本のネジを取り外すことで
分割することが可能です。
写真右に写っているネジは、トリガーガードとレシーバーを
左のネジはストックとレシーバーを結合させているネジです。
アクションを取り除いた状態です。
アクションが収まる溝の前方に開けられた穴は、
HOP調整ネジが収まる部分です。
アクションとストックの結合は先ほど記載した
レシーバー後端のネジによって固定されますが、それ以外に
トリガーガードとアクションでサンドイッチされるようストックを
挟み込んで固定されます。

VSRのようにチェンバーにネジ止めされたベディングブロックは
ネジで固定されず、ストックと接触するだけとなっています。
これにより、ネジの締め込み具合でアウターバレルがしなって
ストックに固定されると言うことが無くなっています。
アクションを分割した状態です。
レシーバーとアウターバレルはねじ込み式で、最後までねじ込んだあとに
下からネジ止めする方式です。
アウター、レシーバーともにネジの彫りが深く簡単に
舐める事はないかと思います。
シリンダーの全体図です。
ノズルの形状は先端に段差を付けてあり、VSRと同じ構造です。
シリンダーの外径は直径22mmとVSRより細く、
APSに近い設計と思われます。
シリンダー先端にピンが打ち込まれていないのですが、シリンダーヘッドに
オープナーを差し込む穴が空いていないため、そのままの状態では
分解作業はやりにくい形となっています。
トリガーボックスは亜鉛ダイカスト製で、レシーバーへの固定も
ネジ4本で行う事で結合の剛性は非常に高くなっています。
トリガーの上に見えるレバーは、シリンダー取り出し用のラッチで
此処を押すことでセットピンとピストンシアを降下させて
シリンダーを抜き出せるようにします。
トリガープルは約600gとかなり軽めの設定です。
トリガーシアが思いっきり反射していますが、左が
M70のトリガーボックスで右が比較に出したVSRのトリガーボックスです。
トリガー形状、トリガープルやストローク調整の有無という違いはありますが
互換性があるのではと思うほどよく似ています。
実際にはポン付けでの交換は不可能で、取り付けたい場合は何らかの
加工を行う必要があります。
どことなくAPS用カスタムパーツのちくわを連想させる外観ですが
中身は全くの別物で、基本的な構造はVSRに近い形です。
HOPパッキンはニトリルゴム製のOリングを使用し、弾の保持は
ノズルとHOPパッキン、チャンバーパッキンで行います。
VSRの場合、段付きノズルとパッキンの間からのエア漏れが
持病でしたが、M70の場合はエアの逆流防止として突起が付いています。
(丁度、LayLaxから出ているエアシールパッキンと似たような構造です。)

給弾ルート後方に取り付けられた逆流防止弁も、VSRの物より深く
下降しているので摩耗による弾の逆流も少ないかと思われます。

*注意*
現在のロットでは、Pre64、BLACK SHADOW、スーパーグレード共に
スリーブ式チャンバーとなっています
チェンバー下部の拡大画像です。
3つのOリングを使用しており、真ん中のリングがHOPパッキンで
あとの2つはシール用パッキンとなっています。
チェンバー中央に見える黒いパーツがHOP調整アームで、此処を
調節ネジでアームを上下させると、HOPパッキンが上下に引っ張られ
HOPが掛かる仕組みです。

インナーバレルの固定には、左に見えるナットの奥にある 芋ネジを締めて行います。
手軽な方法ですが、力加減でインナーのセンターがズレるので
個人的には要改善ポイントです。
インナーバレルは外径8.5mmと電動ガン用の物と同一ですが、
HOP窓周囲が8mmになっているので、流用する際には
加工する必要があります。
HOP窓の形状はマルイのエアコッキングガンのように
L字型となっておりチェンバーに差し込まれた際、HOP窓と
バレルのセンター出しを兼ねています。
まとめとして、この銃はAPS、VSRの長所を取り入れているだけでなく
各々の欠点を見事に改善している構造だと思います。
個人的には、幾つか改善の余地がある部位もありますが
市販されているエアソフトガンの中では非常に優秀な構造で
実銃である、pre64の名に恥じない出来です。
価格:\95000 全長:1140mm
重量:2842g バレル長:490mm
装弾数:22発 発射方式:ボルトアクション エアコッキング
ホップタイプ:可変ホップ 外部:専用マウントリング(1インチ径)
サイト:無し 初速:89.46m/s(EXCEL0.2g使用)