STAR M200 BK

高橋さんに取材させていただきました
高橋さん、ありがとうございました。

香港STAR AIRSOFTから販売されているエア/ガスの
2ウェイアクションを採用した大型スナイパーライフルです。

実銃はアメリカ CHEYTAC社が販売しているM200で、
.408CheyTac弾を使用するスナイパーライフルです。

.408CheyTac弾は銅合金の削り出し弾頭を採用し、
2000m先でなお音速を保っている怪物的な弾丸です。
(305grの弾頭を3500ft/sで発射)
ロングレンジでの命中精度、フラットな弾道特性を追求していて
弾丸は銃弾とは思えないほど鋭利な形状をしています。

M200はその.408CheyTac弾を使用し、約2300mで3発42cmと言う
グルーピングをマークします。
あまりに大きいため、バレルとアクションは分割された
状態で梱包されています。

付属品一式も箱の中に納められています。
説明書は見開きの物が1枚だけ入っています。
内容はいつもの大陸製、、、といった感じで
文字解説も無ければ組み立て方も載っていない不親切な物です。
バレルアセンブリです。

バレルはハンドガード、キャリングハンドル、バイポッドと一体になっています。
規格外の大きさのマズルブレーキです(笑)
マズルブレーキはインナーバレルの保持を兼ねています。

インナーバレルは実質チャンバーとここの2点で留まっているので
短くした場合、何らかのスペーサーが必要となります。
本体と結合する為のロッキングラグが備わっています。
ラグは120°ごとに3列配置されていますが
実際噛み合うのは最前列の3個のみとなっています。
ねじ2本でチャンバーが外れます。
チャンバーは専用設計の物ですが、
チャンバー前方に意外とスペースがあります。
インナーバレルは電動ガンとホップ窓、固定溝の規格が同じです。

全長は770mmと、冗談級の長さのバレルです。
側面のイモネジ2個を緩めるとバレルが外れます。

ホップはオーソドックスなレバー式で、
電動ガン同様シムゴムで抑えています。
アクションもまた規格外の大きさです。
ストックは写真の位置まで縮めることができますが
それでもMP7より大きいです(笑)

レシーバーは巨大なアルミのブロックから削って作り、
それに付属パーツを取り付ける方式となっています。
バレルとの結合部分です。
内部には強力なスプリングが内蔵されており
結合時、物凄いテンションでバレルを押し付けます。
組み立ての画像です。

写真の位置にロッキングラグを合わせ、
「全力」でバレルをレシーバーに押し込みます(笑)
そのまま時計回りに回転させ、ロッキングラグを結合させます。

するとキャリングハンドルとレシーバー下部がかみ合うので
ロックピンを引っ張り、結合後にピンを差し込んで固定します。
最後にロックナットを締めこみます。
引っ掛けレンチが付属するので、それで締め込みます。
ボルトはガスとエアコッキングの2種類が付属します。
こちらはガスのボルトです。
内部のストライカースプリングがデチューンの為、
1/3ほどカットされてカタカタしています。

ストライカーがボルト内部のノッカーを叩き、
それがボルト上部のバルブを叩いてガスを放出します。

かなり不安定な構造の上、改正銃刀法で初速上限が決められている
日本ではガスボルトはあまり使わないと思います。

ちなみにガスボルトはボルトボディが削りで作られていますが
切削痕がしっかり残っています。
こちらはエアコッキングのボルトです。
以下、こちらのボルトをメインに取り扱っていきます。

シリンダーヘッドはステンレス製で、ボルト先端にねじ込まれています。
従来ならばここを外すとピストン一式が出てくるのですが
このボルトはノズルパーツとなっており、これを外すだけでは
分解は出来ません。
中身を取り出すにはボルトを後ろから分解します。
こちらはネジ2本で外れますが、スプリングのテンションがかかっているので
ネジを痛めないように注意が必要です。

ボルトボディは真鍮黒染めで、ピストンはアルミです。
ピストンとボルトボディが擦れ、削れカスが付着していました。

スプリングは外径φ12.3mm×線径1.25mm×全長164mmでした。
ボルトをレシーバーに装着し(トリガーを引きながら)、
セットピンで固定します。

セットピンはレシーバー側面にあり、ネジを外して取り外します。

このセットピンの先端がフラットすぎて、なかなかスプリングガイドに
入り込めず、装着しづらいので先端を削って面取りするのをお勧めします。
ストロークはこのくらいです。
ガスボルトを使用する場合はセットピンを外します。
すると、この位のストロークになります。
マガジンはガス、エア用が1個ずつ付属します。

M16用の30連マガジンと比較すると倍近い大きさがあります。
ガスは上部に注入口とバルブ、放出口があります。
マガジン部分だけ取り外せて、装弾数は35発です。

エアコッキング用は一般的なスプリング式マガジンで
装弾数は100発です。

エアコッキングマガジンは弾によって給弾不良が激しく、
ボルトをゆっくり引くと弾が前に抜けていって2重給弾になったり
戻す時に噛み込んだりと調整が必要です。
組み立てた状態のM200です。
デカイです(笑)

バレル周りの強度、剛性が心配されましたが
ポジティブなロック方式により、ぐらつきや軋みは皆無です。
バイポッドはハンドガード側のボタンを押すことでロックを解除できます。
足は引っ張ると伸ばせ、根元のボタンを押すとスプリングのテンションで
一気に引っ込みます。

バイポッドは固定式で、左右にスイングできないので
不正地での射撃は不利です。
ハンドガード先端にはバックアップサイト用の
小さなレールが装着されています。
キャリングハンドルは樹脂製ですが
物凄い肉厚&大きさで強度は十分です。
バレルと本体を繋ぐステーの役割もあります。
ハンドガードは巨大なアルミのパイプをベースに
様々な部品を取り付けています。
レシーバー全景です。
エジェクションポートの大きさが尋常ではありません。

アッパーレールはレシーバーと一体になっています。
ホップはレール途中にあるこの穴に
六角レンチを突っ込んで調整を行います。
ボルトハンドルは円錐形のノブがついています。

ボルトハンドル前方にあるレバーがセイフティで、
写真の位置でOFF、前後に動かしてONになります。
閉鎖(解除)角はこんな感じです。

結構ガタがあり、発射後にシリンダーがガタッと動きます。
トリガー周りの画像です。
トリガーはストロークの長いファーストステージで、
直接シアを下降させてピストンをリリースする方式です。

グリップはPSG-1を彷彿とさせるエルゴノミックタイプです。
パームレストが調整できます。
ストックバーの左付け根にあるボタンを押すと
ストックが前後にスライドできます。
ポジションは全部で6段階です。
この様に運搬時は縮めておくことが出来ます。

チークパッドも無段階で調整することができますが
一番下げた状態でアッパーレールと面一なので
マウントリングもかなりの高さの物を使わなくてはなりません。
ストック内部にモノポッドを内蔵しています。
六角部分を回すと無段階で調整できますが
伸ばすのに時間がかかり、なおかつモノポッドがグラグラするので
使い勝手は微妙、、、です。
ローダーと専用の引っ掛けレンチ、そして写っていませんが
LEUPOLD M3タイプスコープが付属します。

付属スコープはリングが低すぎて覗けないと言う
やっつけっぷりでした、、、
使用BB弾:SUS 0.2g 赤袋
使用弾即計:Comblo cb-625
ホップの状態:最小

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均 J値
99.3 97.6 98.3 96.9 99.2 98.9 98.4 99.3 97.4 98.9 99.3 96.9 2.4 98.4 0.97

エアコッキングでの初速ですが、かなり出ています。
改正銃刀法の測定方法では許容範囲内ですが、ゲームや射撃など、日本の一般的なレギュではほぼアウトなので
何かしらのデチューンが必要となります。

素性はボルト周りに若干のガタがありますが、一般的なボルトアクションライフルと変わらないので
可もなく不可もなく、、、と言った感じです。内部に余裕があるので弄るには良いのですが、
分解調整に体力を使うため、覚悟して望まなければなりません(笑)
価格:実売\100000〜\120000 全長:1240〜1390mm
重量:8650g バレル長:770mm
装弾数:ガス式35発/エアコッキング式100発 発射方式:ガスボルトアクション/エアコッキング
ホップタイプ:可変ホップ 外部:20mmレール
サイト:スコープ付属