東京マルイ Px4

SSMさんに取材させていただきました。
SSMさん、ありがとうございました。

BERETTA社のPx4 Storm(Type F)をマルイがモデルアップした
ガスブローバックハンドガンです。

Px4のモデルアップはエアソフトガン初で、
マルイが今まで培ってきた技術が随所に盛り込まれています。
実銃のPx4はアクションによって4つの種類があり、
さらにそれぞれ9mm×19、.40S&W、.45ACPの3種類が
ラインナップされています。

Type F : SA/DA デコック&マニュアルセイフティ有り
Type G : SA/DA デコック有りでマニュアルセイフティ無し
Type C : SAのみ。スパーレスハンマーモデルでデコック&セイフティは無し
Type D : DAのみ。スパーレスハンマーモデルでデコック&セイフティは無し

このうち、マルイがモデルアップしたのはType Fになります。
付属物は

・取扱説明書
・パーツリスト
・カタログ
・ASGKパンフレット
・ターゲットペーパー
・アンケート
・BB弾
・フォロアーストッパー
・クリーニングロッド

になります。
銃本体は平面と曲面が入り混じったBERETTA特有のデザインで
少し近未来的なフォルムをしています。
スライドが平面中心、フレームが曲面中心になっています。

スライドはブラストがかかったようなマット調、
フレームは全体的にシボがかけられています。
ホールドオープンした画像です。

このPx4ではホールドオープン時にブローバックメカが
極力露出しないようになっています。
スライドの刻印です。

BERETTAのライセンスはWAが持っているため
マルイの刻印はオリジナルのものとなっています。

BERETTAのトレードマークである3本の矢は剣になっていて、
Px4 StormがPx4 Customになっています。
グリップ周りの画像です。
バックストラップ周辺だけ違うパターンのシボになっています。
チェッカリングはやや浅めと言う感じで、乾燥肌では若干滑ります。

マガジンキャッチはフレームの面と面一のロープロファイルタイプで
不意に衣服に引っかかってマガジンが落ちることは少なそうです。
また、マガジンキャッチがオートのハンドガンとしては
後ろよりに位置しているので、握った手の親指で
スムーズにマガジンを落とすことができます。
(同社M.E.U.は全然指が届かない。P226Rでなんとか)
右側面の刻印類です。
こちらもライセンスの関係か、重要なところはアレンジが入っています。
ASGKマークとメーカー刻印はフレーム右側面に入っています。

スライドのエキストラクターはモールドになっています。
レール後方には別パーツでシリアルプレートが入っています。
ナンバーは全部同じみたいです。
スライドストップも後方に長いタイプになっており、
こちらも握った手で容易に操作できます。

スライドのノッチ部分はマルイお得意のインナーシャーシで
補強されており、削れたりめくれたりすることがありません。
M92F同様、スライド後部にデコック/セイフティのレバーがあります。
同社M92Fではデコックがオミットされていましたが、
Px4ではデコック/セイフティの両機能が再現されています。

写真の状態でセイフティOFF、下げるとハンマーがコック状態ならば
デコックされた上でセイフティONになります。
ハンマーが落ちた状態ならば、そのままセイフティONとなります。
バックストラップが3種類付属していて、
グリップ底のボタンを押すことでバックストラップを交換することができます。
こちらがSサイズです。
ストレートフレームとなり、グリップの前後幅が一番小さくなります。
こちらがMサイズです。
やや膨らんだ形状になります。
最後にLサイズです。
上から下まですっぽり覆い、幅が大分大きくなっています。
サイトは鮮明なホワイトドットが入っていて
照準しやすくなっています。
サイトピクチャーです。
リアサイトのブレードが小さく、ほぼポストに近い太さなので
視界が広く取れます。

フロントサイトのみ左右に調整可能です。

説明書によると6時照準ではなく正照準で狙う、とあります。
フレーム下部には、近代オートではおなじみの
ショートレールが備わっていて、各種アクセサリが装着可能です。
BERETTA社のサイトによるとMIL-STD-1913(ピカティニー規格)
となっています。

マルイ Px4のレール寸法と各種レールの比較はこちら
コッキングし、スライドロックを押し下げながらスライドを前方に引き抜くと
簡単にテイクダウンすることができます。
ハンマーやディスコネクタ周りの画像です。
稼動するパーツの一部にめっきがかけられています。
インナーバレル長は90.5mmです。

いつものスライドを引き抜いて調整するダイヤル式ではなく
スタンダード電動M4シリーズのように
複数のダイヤルが組み合わさっている構造になっていて
エジェクションポートから指で直接調整が可能になっています。

・・・が、緩み易い欠点まで継承しているので
気になる方はダイヤル固定ねじにスプリングワッシャーなどを噛ませたりして
少しテンションをかけてあげると良いでしょう。
リコイルSPガイドはロテイティングロックバレルの兼ね合いもあって
大きなブロックのような基部に収まっています。
分解すると画像のようになります。

リコイルSPガイドには衝撃吸収用のゴムバッファが組み込まれています。
また、リコイルSPは従来の機種と比べ、かなり強いものが入っています。
スライドを内側から見た画像です。
ピストン周りがグレーの成型色になっています。
フロントサイト取り付け部の裏側には謎の接着剤のような物が、、、

スライド前方には割れ対策と重量増加を兼ねてか
インサートが入っています。この状態での重量は111gでした。
デコックメカの都合で、オフセットしたシリンダーを採用しています。
シリンダー内径は15mmと大口径で、色々抵抗の大きなPx4のスライドを
元気よく動かしています。
マガジンは亜鉛ダイキャスト製です。
装弾数は25発となっています。

BB弾の相性があり、この個体はSUSの5.94mmを使用すると
かなりの確立でフィーディングトラブルを起こし、弾が詰まります。
マガジンの刻印はCAL .9 PARAとなっています。
後ろには残弾窓のモールドが入っています。
付属のフォロアーストッパーを使うと
フォロアーが常に下がりっぱなしとなり、スライドストップがかからず
空撃ちで遊ぶことができます。
マガジン単体で266gも重量があります。
これに吹き返すまでHFC152aを入れると
277gとなり、ガスが11g入ったことになります。
室温23.9℃、マガジン表面温度22.9℃の状態から
約1秒間隔で10発空撃ちして、マガジンの冷えと
消費ガスの量を測ってみます。
約1秒間隔で10発発射後、マガジンは2.8℃冷えていました。
重量が2g軽くなっていました。
1発の消費量は約0.2gと算出され、1チャージで55発ほど撃てる
計算となりますが、撃ち方や室温の状況によって左右されます。
マルイ ベアリングバイオ0.2gを使った5mでのグルーピングです。
スタンディングでレスト無し、5発×3回のデータです。
ホップは弾がこぼれない程度に軽くかけています。

6時照準で撃ったら、見事に下に着弾しました。
最後にややばらけましたが、他は30mm前後と優秀なグルーピングです。
こちらは同条件でSUS 0.2g赤を使ったデータです。
最初に中央のターゲットに6時照準で撃ち、下に行くことを確認した上で
左右のターゲットに正照準で撃っています。

こちらも1回だけ上下にばらついています。
最後にSUS 0.25g赤を使ったグルーピングです。
こちらは全て正照準ですが、弾が重いので
全体的に下に着弾しています。

こちらも1回だけ上下に散るグルーピングとなりました。
おそらく私がフリンチしてるだけ、、、だと思います(笑)
マルイ ベアリングバイオ0.2g
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均 J値
67.2 67.2 65.5 66.6 65.8 66.1 65.4 63.9 64.1 63.7 67.2 63.7 3.5 65.6 0.43

SUS 0.2g赤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均 J値
69.3 69.6 68.3 68.1 69.2 68.3 68.3 68.0 68.2 67.4 69.6 67.4 2.2 68.5 0.47

SUS 0.25g赤
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均 J値
66.5 66.2 65.4 65.3 64.6 64.4 63.5 63.3 62.8 63.3 66.5 62.8 3.7 64.5 0.52
初速データです。

室温:23.0℃
使用ガス:HFC152a
使用弾速計:comblo cd-625
ホップ状態:弾ポロしない程度に軽くかける

初速はやや低めな感じですが、ハンドガンの有効射程を考えると
必要十分な値だといえます。
SUS 0.2g赤と相性が良いのか初速が非常に安定していました。
もしかしたら若干弾を選ぶ銃なのかもしれません。

ブローバックはどちらかというと同社Glock系列のような
ハイスピード系で、重さはそこそこです。
結構硬いリコイルSPが入っていますが、大口径エンジンの恩恵で
動作は絶好調です。

近代オートの名に恥じない出来となっています。
価格:\17640(税込) 全長:192mm
重量:833g(マガジン込み) バレル長:90.5mm
発射方式:SA/DA 装弾数:25+1発
ホップタイプ:ダイヤル式可変ホップ サイト:オープンサイト(フロントが左右に調整可)
外部:汎用レール(寸法は別画像参照) パーツリスト(2011.1.17現在)