A&K Mk43 Mod0

A&Kからリリースされた、Mk43 Mod0の電動ガンです。
元はVFCのMk43 Mod0なのですが、画像を比較してみると
細部が違ったりと、独自のアレンジも入っているようです。

本体とマガジンセットで送料込み¥35000程と、
この出来とボリュームからは信じられない価格です。
果たしてその素性は、、、
Mk43 Mod0

M43 Mod0はM60E4改良版のSEALS採用名で、M60E4と比べ、さらに全長が短くなっています。
Mk43 Mod0をさらに改良し、各種レールを取り付けたMk43 Mod1と言うモデルもあります。

M60は7.62mmNATO弾(.308WIN)を使用する軽機関銃(LMG Light Machine Gun)として開発され、
ベトナム戦争に投入されましたが数多くの問題点が浮上、その後改良を繰り返しM60E4に至ります。

洋画や海外ドラマ等でも頻繁に登場し、迫力あるシーンを演出することが多いので
日本での知名度は非常に高く、人気のある機種でもあります。
A&K Mk43 Mod0は表面の仕上げが独特と言うことを除けば、
かなり細かく作りこまれています。
レシーバー周り、特にフィードトレイ周りの複雑な部品構成と
エアソフトガンならではの給弾機構などを綺麗に纏めています。

と言っても、このアレンジの基本は作りこみに定評のあるVFCなので
A&Kが凄い!と言うわけでもありません(^^;
バレル基部にはレーザー刻印が入れられています。
フリップアップ式リアサイトの可動部分はモールドではなく、
全て別パーツにて製作されています。
エレベーション、ウィンデージはもとより
ピープのエレベーション早送り機構や、横の目盛りの調整機構まで
しっかり作りこまれています。

各部にクリックボールが埋められ、クリック感もしっかりあります。
フロントサイトブレードも別パーツです。

フロントサイトポストのバレルへの固定が甘く、
若干左右にがたつきます。
フィードカバー内部に至るまで作りこまれています。

VFCのMk43 Mod0のフィードカバー内部と比較すると
形状が違うことから、独自のアレンジが入っていると思われます。
トレイも別パーツで、ベルトリンクガイドのローラーまで別パーツで動きます。

ホップ調整はダイヤル式で、チャンバー根元にありますが
フィードカバーが邪魔で、調整はしにくいです。
フィーダーのプレスパーツの成型はかなり綺麗です。

仕上げはパーカー、、、と言うより、メタリック塗装チックです。
グリップはチェッカリングのエッジもしっかり立っており、
良く出来ています。

セイフティはトリガーを直接ロックする方式になっています。

トリガーはメカボ内部のマイクロスイッチを押す構造になっていますが
リターンSPが強く、プルは重めです。
チャージングハンドルはダミーですが、ちゃんと稼動します。
バットプレートのショルダーワイヤーも稼動し
射撃時、肩に引っ掛ける事が出来ます。
バレル基部とレシーバーは左右合計6本のM3ネジで固定されていますが
左側面のネジが全て舐めていた、、、と言うより、
サイズがおかしいタップでネジ切りしたみたいで、
ネジのサイズが合っていないです。

ここの肉はあまり厚くなく、エンザードを埋める余裕は無さそうです。
レシーバー左側面にも、レーザー刻印があります。
こちらはモデル名とシリアルナンバーです。

レシーバーはアルミで、表面はメタリック塗装チックなアルマイト仕上げです。

恐らくアルマイトでパーカー色を再現しようとしたのでしょうが、
ちょっと色合いが明るすぎた感じがします。
Mk43 Mod0(M60E4も)の特徴は、バーティカルグリップの伸びた
樹脂製ハンドガードです。
こちらのグリップもチェッカリングがしっかりしており、成型は良い感じです。

内部に別パーツでヒートシールドも入っていました。
バイポッドは負荷がかかる部分なのでスチール製になっていました。

少し引っ張ることでロックがはずれ、展開、収納が可能です。

また、基部の根元にスリングスイベルがあります。
バイポッドの足は3段階に調整できます。
写真は一番伸ばした状態です。
ハイダーは左右に大きなスリットの開いた
「ダックビルタイプ」です。

下のガスレギュレター部分は発射サイクルをコントロールできる
スピードコントローラーの調整ダイヤルになっています。

内部にラチェットが入っており、内部の可変抵抗を回しきってもなお回ります。
回しきったか否かは、ラチェットの効き始める音で判別するしかありません。
キャリングハンドルは左右と真ん中の3箇所に動かす事が出来ます。
先端はゴムパーツになっており、使い勝手は良好です。

ハンドル本体もスチール製で、折れたり曲がったりすることは無さそうですが
根元のリベットが外れないか心配です。
バレルのテイクダウンレバーを写真の位置にすると、
バレルのロックが外れ、テイクダウンできます。
ガスチューブ内にコネクタと配線が収まっているので、
これらを傷つけないように慎重に引き抜きます。
分解するとこんな感じです。
ストックを分解するときは、
ストック自体を銃口側に押し付けながら根元のロックパーツを抜き取ります。
すると、後方へ引き抜くことができます。
中にはメカボックスを前に押すテンションパーツが入っています。
メカボックスはレシーバー左右4箇所のネジを外すと
抜き取れる状態になります。
メカボックスは先端のコネクタとノズルがレシーバーと干渉してるので
必ず後方に引き抜いてから上方に抜き取ります。
レシーバー側には、給弾口とコネクタがセットになったモジュールがあります。
メカボックス全体図です。
ギアとモーターは水平配置型で、コネクタによって
ワンタッチ接続ができるようになっています。
左側面に逆転防止ラッチの開放窓があるので
ここから棒などを突っ込み、ラッチを解除します。
メカボックス上にあるスプリングガイドリリースを押し、
ガイドごとスプリングを引き抜きます。
分解してみた画像です。
ギアはいつものA&Kロゴの入ったスチール製です。
ギア比は18.72:1とノーマルと同じギア比です。

相変わらず緑色の宇宙人体液グリスが入っています。
モーターはショートタイプを使用します。
磁力はそれほど強くなく、EG1000と同じレベルです。
マイクロスイッチをトリガーで押すことで電源が入ります。
なにやら配線が色々伸びています。

回路を良く見ると、トリガースイッチと動力遮断を
このマイクロスイッチで兼ねているので、FETデバイスの意味が無かったりしますが
物理的にモーターへの動力ラインを切断できるので、
仮にFETが暴走したとしてもトリガーを離せば撃てなくなります。

この機種のFETデバイスは、スピコンの出力用なので
スイッチ保護用途としては考えていないようです。
ピストンヘッドとシリンダーヘッドは
どこかで見た事のあるサイレントピストンヘ(ry

もはや何でもありです。
ピストンは肉抜きされ、油溝ガイドになっています。
良く見ると、ピストンのラック2枚目が切除されているのが分かります。
ノズルは同社MASADAの様にロングタイプを使用しています。

タペットは、どの機種と互換性があるかまだテストしていません。
シリンダーヘッドの緩衝材が剥がれている、と言うか
接着時に曲がったまま固まって、変な位置で固定されています。
相変わらずピニオンにゆるみ止め防止のイモネジが入っていません。
このメカボックスも、現在何種類かバージョンが出ているようですが、
これは初期型メカボックスになります。

写真はピストンがギアによりコッキングされ、前進する場面を再現した物ですが

スプリングガイドの長さが足りず、ばねを全圧縮していないのが分かります。
初速が妙に低い原因はこれです。
約21.5mm、ピストンとガイドのスプリング押さえ面に隙間があります。

スプリングガイドは幸いガイドと台座の2分割仕様なので
スペーサーなどを噛ませれば、全圧縮状態にできます。
ベアリングはフランジの無い外径8mm、内径3mmタイプです。

内部がガタガタなので、国産の高品質品との交換をお勧めします。
チャンバーはアウターバレルのネジ2本を外すと引き抜けます。

バレルは全長464mm(外径、内径未計測)でした。
ホップは一般的なダイヤル調整式なのですが、分解してびっくりしました。

なんと、シムゴムが円柱状に配置され、ダイヤルの傾斜に押されることで
ホップパッキンを押し下げていました。

シムゴム本体のクッション効果は発揮できず、弾道はマルイと比べ荒れ気味です。
また、調整が非常にシビアで、下手をすれば弾詰まりしてしまいます。

ここの改良も行わなくてはなりません。
チャンバーパッキンはマルイと互換サイズですが、
後方の気密部分の肉が厚くなっている特殊形状です。

マルイ純正パッキンの使用や、それらの注意点などは
追ってレポートしたいと思います。
ガスチューブ内に、ユニット化されたスピコン(スピードコントローラー)が
配置されています。

全体をヒートシンクで覆う、本格的な構造です。
ヒートシンクを外した画像です。

モーターの速度制御では一般的なPWM(Pulse Width Modulation)制御で、
FETにパルス信号を入力し、モーターを高速で間欠運転することで
回転数を制御すると言う方式です。

FETにパルス信号を入力する際、フォトカプラで機械的絶縁してある辺り
意外とよく作りこまれています。

気になるサイクルは、9.9V 1100mAh A123 リフェバッテリー使用時で
・MAX 18発/s
・MIN 14.5発/s
と、20%ほど可変させることができます。
マガジンは本体とポーチで構成されています。
本体上部にハッチがあり、ここを開けて弾を入れます。
装弾数は小型ながら、約3500発となっています。
側面にはモード切替スイッチがありますが
普段はポーチに隠れています。

左にするとトリガー連動給弾、真ん中でOFFもしくはリモートスイッチ、
右で常に巻き上げ状態の強制給弾になります。
ポーチはLRTの0261 M60 Pouchのレプリカと思われます。
下部にはちゃんと水抜き穴もあります。
給弾パイプはネジによって本体と結合されます。
ワンタッチ式の様に外れることはありませんが、
取り付けに結構手間がかかります。
マガジンとポーチの隙間にバッテリーを納めます。
頑張れば8.4Vのラージまで収納することができます。
初速データ
使用弾速計:Combro cd-625
使用BB弾:SUS 0.2g茶色袋
ホップ状態:最小
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均 J値
80.1 82.6 81.9 83.7 79.9 81.6 81.3 81.4 82.9 83.3 83.7 79.9 3.8 81.9 0.67

初速は前述のスプリングガイドの件もあり、若干低めの値となっています。
スプリングガイドにスペーサーを入れ、全圧縮状態にしてあげる程度で丁度良いような気がします。
各部の簡単な動作〜セットアップ〜実射の動画です。
弾道はあのシムゴムのせいで調整が非常にシビアですが、思ったより散らずに普通なレベルです。
ただ、個体差も有り得ますし、不安な方式である以外の何物でも無いので何とか対策を施したいところです。

この価格でこれだけの作りこみは脅威的ですが、やっぱり何点かツメの甘い箇所があったり、工作精度が悪いところがあります。
総評としては、やはり弄れるヘビーユーザー向けと言った感じです。
価格:35000前後(送料込み) 全長:940mm
重量:約6.7kg(マガジン込み。秤は目方オーバー。体重計にて測定) 装弾数:約3500発
作動方式:電動フルオート(スピコンによるサイクル可変式) バッテリー:マガジン内に8.4Vラージ収納可
バレル長:464mm(内径、外径未計測) ホップ:可変ホップ
サイト:アイアンサイト(リアはフルアジャスタブル) 外部:無し