K.T.W. 九六式軽機

旧日本軍火器や、クラシック銃器をエアコッキングガンで
モデルアップしているK.T.W.様から、初の電動ガンとしてリリースされたのが
この九六式軽機です。

実銃は十一年式軽機の後継機として、チェコ製ZB26軽機やZB30軽機を
参考に開発され、昭和11年に九六式軽機として正式採用されました。
(九六式軽機の九六は、昭和11年すなわち皇紀2596年の96から)

当時は部品の加工精度があまり良くなく、一丁一丁職人の調整によって
組み上げられ、結果、軽機関銃とは思えないほどの命中精度を誇った様です。
弾幕による制圧目的ではなく、照準眼鏡と併用し、
点射での狙撃を中心として運用された様です。

製作に関しては、無可動実銃を参考に行われました。
銃身は螺旋状の放熱機構を忠実に再現しており、
NC旋盤によるアルミ削り出しを採用しています。

力がかかり、分解結合の要となる銃身基部は
南部鉄器で製作されています。
銃身前方には、ガス筒との結合部や二脚基部、照準が集約しており
いかにも「機械」と言う部品構成になっています。
銃口には、消炎器を取り付けるねじが切ってあります。
銃口蓋取り付け用の溝も切ってありますが、これらは付属しません。
実物の消炎器を取り付けた画像です。
発射音が乾いた破裂音に変化します。

別売りで企画されているとかいないとか、、、
二脚基部の部品構成です。
着剣装置も再現されており、同社の三十年式銃剣が装着できます。

軽機関銃に銃剣というのも不思議な組み合わせですが、
近接兵器として用いられるのではなく、重量増加による
スタビライザー的な用途に用いられたようです。
二脚は4箇所で固定できるようになっています。
提把(ていは・キャリングハンドル)は鬼グルミでのオイル仕上げです。
力のかかる基部は南部鉄器製で、銃身基部に
あり溝によって固定されています。
槓悍(こうかん・チャージングハンドル)は稼動し、
後方に引くことが出来ます。
蹴子蓋を開けると、分解用のねじが隠れています。
銃把(じゅうは・グリップ)も鬼グルミのオイル仕上げです。
一個一個、職人さんによって製作されています。

内部にマイクロスイッチが内蔵されていて、
引き金を引くとスイッチが押されて通電する仕組みになっています。
切り替え器(セレクター)は「安」の位置で引き金をロックし、
「火」の位置で引けるようになり、発射します。

中間位置辺りで止め、引き抜くと分解できます。
銃床も、他の木製部品と同じく鬼グルミのオイル仕上げです。
負荷のかかる基部と、床尾(しょうび・バットプレート)は南部鉄器製です。

内部にバッテリーが収まる為の空洞が設けられています。
標準では、コンパクトSMG用の小型バッテリーが付属してきますが、
容量が少なく、200発位しか撃てません。
配線途中にミニバッテリー用のコネクターが設けられているので、
市販の大容量ミニバッテリーを繋ぐことが出来ます。
照尺(しょうしゃく・サイト)は上下左右共に稼動し、微調整できます。

力のかからない小物類はホワイトメタル
(バビットメタル・軸受け等に使われる低融点で低荷重用の合金)
で製作されています。
照尺の隣には、照準眼鏡を取り付ける為のレールがあります。
実物の照準眼鏡を取り付けた画像です。
こちらが、覗いて見た画像です。
近代的なスコープの様にエレベーション、ウィンデージの調整は出来ず
固定式としてしか使えませんが、しっかりレティクル通りに弾が飛んでいきます。
サイトピクチャーです。
本体の照準でも、十二分に精密な照準が可能です。
給弾口の画像です。
内部には、東京マルイ製のコンパクトSMG用メカボックスが収められています。
長い銃身によるパワーダウンを防ぐ為、ノーマルより強いスプリングが入っています。

*2009.5.19 修正*
弾倉が上に装着される為、BB弾は長い給弾スプリングを通って
チャンバー下部から装弾されます。
このスプリングが少し厄介で、給弾ルートが長くフレキシブルな為、
連続で発射すると軽い給弾不良が発生することがあります。
弾との相性もあり、動画ではマルイの0.2gを使用しています。

修正前の記事では、給弾スプリングに軽く詰め物がしてあると書きましたが、
試作段階のみスポンジで給弾スプリングを固定しており、
製品では固定されていません。
弾倉蓋は開閉し、写真の様に閉める事が出来ます。
排莢口(はいきょうこう・エジェクションポート)から
メカボックス側面が見え、可変ホップを調整できます。
蓋はスプリングの力によって、閉鎖状態を維持します。
ガス筒側面にスイベルがあり、負い紐(おいひも・スリング)が装着できます。
銃床側にも、スイベルがあります。
尾筒底(びとうてい?・ボルトストップ)はレバー操作にて着脱できます。
内部にはヒューズが納められています。
分解時にも外す必要があります。
フル装備での写真です。

概観は無可動実銃と比べても遜色ないか、むしろ綺麗な位の出来です。
実射性能もマルイのメカとホップを内蔵しているので
そのままゲームでも十分使用できるレベルです。
こちらが、試作段階のプロモーション映像です。
こちらが、完成版の動画です。製作開始から完成まで、約10ヶ月でした。
価格:\344400(税込) 全長:1048mm
重量:7500g 装弾数:50発(予備弾倉1個付属)
作動方式:電動フルオート バッテリー:コンパクトSMG用ワンタッチバッテリーもしくはミニバッテリー
バレル長:225mm ホップ:可変ホップ
サイト:オープン(リアは上下左右調整可能) 外部:消炎器取り付け用ねじ、照準眼鏡取り付け用レール、着剣装置