TAG ART KNIGHT'S STONER LMG
(指定条件にて組み立てた物)

韓国 TAG ARTよりリリースされた
KNIGHT'S STONER LMGです。

東京マルイ M4A1(旧型)の内部パーツや一部外装バーツを組み込む
コンバージョンキットとして販売されました。

別記事で組み立て編を書きました。諸所の問題点などはこちらへ。
実銃はKNIGHT'S ARMAMENTが製造した、現代版STONER M63Aとも呼べるモデルです。
基本コンセプトはSTONER M63Aから引継ぎ、各部を現代風にアレンジしています。

実銃のSTONER M63Aは名前の通り、銃器設計者 ユージン・ストーナー氏(Eugene Stoner)が設計し、
バレルやレシーバー、ストック等を独立したモジュールとして交換可能にし、
様々な状況に応じて銃の仕様を変化させられると言う、近年ではメジャーになってきた方式を時代に先駆けて採用していました。
STONER M63AはアサルトライフルタイプがXM22、カービンタイプがXM23、ベルトリンク式のLMGタイプがXM207の名称でテストされ、
ベトナム戦争時、NAVY SEALSが多彩な任務に対応できると言う事でXM207をMk.23 mod.0の名称で採用し、一躍有名となりました。

KNIGHT'S STONER LMGは軍にこそ採用はされませんでしたが、小回りが効き、多種多様なオプションを装着可能で
多彩な場面に対応できるLMGとして、PMC(PSC)で運用されることがあると言うことですが、確たる証拠や画像は見つけることが出来ませんでした。
意外とメディア露出が少なく、謎に包まれている銃でもあります。
コンバージョンキットとして、テイクダウンされた状態で梱包されています。
(マガジンは別の箱に入っています)
説明書と、説明書のPDF版&組み立て動画の入ったCDが付いてきます。
説明書もちゃんと日本語で書かれています。

今回は説明書の指定どおり、東京マルイM4A1(旧型)の
ノーマルパーツを組み込んで組み上げてみました。
フロント部分の画像です。
バレルが周囲のパーツと違い、薄いパーカー色となっています。

キャストパーツは1点も無く、全て切削によって製作されているとの事です。
ハンドガードは楕円の断面形状を持つ物で、
LMGらしく大型クーリングホールが開いています。
レールは上下左右に4面あり、下3面が手で持つ部分に集中しているので
ライト等を取り付けた時、操作しやすくなっています。

バレルはハンドガードと一切触れていないフリーフロート構造で、
それもしっかり再現されています。
レシーバー基部にネジ4本で固定されており、軋みはまったくありません。
グリップ周りの画像です。
グリップはM4A1の純正パーツを使用します。
基本的に電動ガン用ならば、何でも取り付け可能ですが
組み立て編で触れたようにメカボとグリップの間に隙間が開くので
対策が必要です。
ロアレシーバーを下から見た画像です。
トリガーガード前方のあり溝に、マガジンを装着します。

画像で見て分かる通り、非常にエッジが立っています。
面取りをするとかしないとかと言うレベルではなく、正に刃物状態です。
特に手で触れる機会の多いロアレシーバー周りが酷く、
一歩間違えると怪我をしかねないレベルです。

実際使用するツールとして考えると、これは危険なレベルなので
表面の綺麗なアルマイトは惜しいのですが、面取りをお勧めします。
レシーバー側面の画像です。
実物は両側面にKACロゴと文字が刻印されているのですが
TAG ART製コンバージョンでは無地となっています。

LMGらしく、車載マウントやトライポット取り付け用の穴も開いています。
アッパーレシーバー上面には、ハンドガード上面と面一の
レールが備え付けられています。

レール規格は下記の通りでした。()内はピカティニー規格です。

・レール幅:21.39mm (21.209mm -0.127mm 〜 +0mm)
・溝深さ:2.51mm (2.997mm -0mm 〜 +0.203mm)
・溝幅:5.54mm (5.232mm -0mm 〜 +0.203mm)

幅は近い感じですが、溝が0.5mmほど浅く、幅は0.3mmほど広いです。
フィードカバーはM249 MINIMIやM60に比べると非常にコンパクトです。
レシーバー上部に完全一体型のレールを設け、
光学機器取り付けの確実性と照準精度向上を狙っての設計でしょうか。

トップカバーとインナーカバーの2重構造になっています。
フィードカバーを開けると、チャンバーにアクセスできます。

この状態でダイヤルを回し、ホップを調整することが出来ます。
コッキングハンドルはダミーながら稼動します。
トリガー周りの画像です。

セイフティは画像の状態でOFFとなり、トリガーが引けます。
フィードカバー前方にあるロックレバーを押し下げると
バレルのロックが外れ、バレルを前方に抜き取ることが出来ます。
このように、ユニットごとに分割できます。
メンテナンス時やカスタム時、非常に嬉しい機能です。

アウターバレルは1ピースのジュラルミン製です。
ハイダーもジュラルミン製のしっかりした物が付いてきます。

ハイダーを外すとM14P1の逆ネジが切られているので、
対応したハイダーやサイレンサーが取り付け可能です。
フロントサイトはベースにあり溝&すり割りで固定されています。
基部のネジを緩めると、ほんの僅かですが左右の調整が出来ます。
ストックはシンプルなスライドストックで、6段階に伸縮できます。

一見素っ気無いパイプ式ストックですが、
頬付けの高さや構えた時のバットプレート位置が絶妙で
非常に使いやすく、シンプル・イズ・ベストを地で行くような感じです。
ストック基部のロックレバーを押し込むと、
基部のロックが解除されます。
その状態で下にスライドさせると、ストックを抜き取ることが出来ます。
同じ要領で、ロアレシーバーのロックレバーを押すと
画像の様に、ロアレシーバーとアッパーレシーバーを分割できます。
(配線に注意)
このように、大きく4分割することが出来ます。
各部の勘合精度も高く、変なガタはまったくありません。
マガジンはメカボックスの作動音を感知して
給弾を自動で行う「音感メカ」が搭載されたバージョンです。
恐らく、A&K M249 MINIMI用と中身は一緒です。
向かって左側が給弾チューブで、右側がセンサーチューブです。
センサーチューブ先端についているのがコンデンサマイクで、
ここで音を拾います。
マガジン側面の蓋を開けた画像です。
単三電池2本は、給弾用のモーターと回路を駆動させる為の物です。
乾電池上にスペースがあり、8.4V サブCセルのラージバッテリーを
収納することが出来ます。

この状態でBB弾をジャラジャラ流し込むことも出来、
装弾数は約3000発となっています。
マガジン底には給弾モード切替スイッチと
リモートスイッチ接続コネクタ(一番右の穴)があります。

切り替えスイッチは写真の位置でOFF(リモートスイッチモード)で、
左で常にモーターが回りっぱなしの強制給弾モード、
右で音感給弾モードとなります。
給弾チューブとセンサーチューブは写真の様に、本体に
ワンタッチで接続することが出来ます。
付属品のみで組み上げた画像です。
バッテリーはガスチューブ内にスティックバッテリーが入る事になっていますが
実際入れてみると非常にきつく、入れたが最後、バラバラになりそうです。
マガジンに、ベルトリンクを引っ掛ける穴が付いています。
写真の様に、ベルトリンクを取り付けることが出来ます。
本体側には画像の様にして取り付けます。
長さは7発分が丁度良く、チューブを綺麗に隠してくれます。
PEQ-15型バッテリーケースにEOTech 551を取り付けた画像です。

全長が900mm以下で、写真の状態(BB弾2000発入り)でも
約4800gと、アサルトライフルに毛が生えた程度の長さと重さです。

実際ゲームで使ってみると非常に使いやすく、
このサイズでボックスマガジンの大火力を活かせるので
かなりインチキ臭い銃になっています。
(実銃もそれが狙いだと思うのですが、、、)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 最大値 最小値  高低差 平均
80.3 81.5 80.2 79.6 79.9 80.0 81.9 79.3 80.5 80.5 81.9 79.3 2.6 80.4

使用BB弾:東京マルイ 0.2g
使用弾速計:Comblo cb-625
ホップ:最弱

上記のデータを見ると、同じ機関部を使用しているマルイM4A1に比べて随分低い数値となっています。
適正ホップに調整すると、約68m/sとガスブロ並みまで落ち込みます。

初速が低い原因は、付属のノズルにあります。
これが付属ノズルの画像です。
マルイ純正ノズルに比べ、先端のテーパーが無く面取りしているだけです。
先端のテーパーが無いとホップパッキンの気密部分に食い込めず、
放出エアの内圧でパッキンが簡単に広がり、エア漏れを起こします。

しかも、チャンバー側、バレル固定位置が前過ぎて
ノズル先端面がパッキン気密部に触れるか触れないかと言う状態で
位置関係が固定されてしまっています。この点は完全に設計ミスです。

この辺りの改善は、カスタム記事で触れていこうと思います。
↑がファンクションテスト動画です。
アサルトライフルと同等の大きさ、重量で数倍の火力を有する正にゲームウェポンと言った感じですが、
組み立て編で取り上げたように、問題点も沢山あります。

スイッチの定格不足による溶着→フルオート暴走はFET暴走と同等の危険な問題ですし、
ゲーム中に荒く扱い、エッジで使用者が怪我をする事も十分考えられます。

コンバージョンキットでこの価格を考えると、ちょっとお粗末な所が多いかな、、、と言うのが、正直な感想でした。
ただ、素質は非常に高いレベルなので、これらの問題点を解決していけば良い物になることは間違いないと思います。
今後、これらを含めてカスタムを進めていこうと思っています。
価格:\198000 全長:801〜881mm(ストック全開時)
重量:約3500g(空マガジン込み バッテリー無し) 装弾数:約3000発
作動方式:電動フルオート バッテリー:外部バッテリー。ガスチューブ内には搭載不可
バレル長:363mm ホップ:可変ホップ
サイト:若干調整可能なフロントサイト。リアは無し。 外部:M14P1逆ネジ、レール