KSC GP100

ガスブローバックハンドガンで有名なKSCがリリースした
精密射撃用ピストルのうちの1つで、
大型のガスタンク内にフロンガスをリキッドチャージし、
その圧力でBB弾を発射する方式を取っています。

フォルムは正に実銃のエアピストルそのものです。
ブルーのアルマイトが施されたコンペンセイターが特徴的です。
側面にはレーザー刻印でGP100の文字が入っています。
フロントにはバランサーウェイトが装着されています。
位置を変えたり、取り外したりすることができ、
好みの状態にすることができます。
トリガーはグルーブの無いスムースタイプで、
左右に丸みが付いています。

上下の位置は変えることができず、前後と、取り付け軸を中心に
左右に回転させることのみ可能です。
グリップはエルゴノミックデザインのプラ製で、
シボ加工が施されています。
パームレストを上下に調整可能ですが、
一番下に下げた状態でも、結構キツキツでした(汗)
バレル下には、大型のガスタンクを備えています。
ガスは先端の注入バルブから入れます。

分解防止用のピンが打ってあり、通常は取り外すことができません。
ピンを除去し、内部を見てみたところ、
ガス室と気化室がセパレート構造になっており、
生ガスが流入することはありません。
WA、NLSの進化系のような感じです。
グリップ左側面にコッキングハンドルがあります。
バルブノッカーの後退と次弾の装填を兼ねています。

しっかり上まで上げて、下まで戻せば射撃準備完了です。

トリガー上に見える、出っ張ったピンはセイフティで、
クロスボルト式でトリガーをロックします。
右側面にマガジンがあります。

本体全体がブルーアルマイトされたアルミ製に見えますが、
アルミパーツを左右からプラのフレームでサンドイッチしています。
マガジンフォロアーは一番後ろでロック可能です。
この状態で、BB弾をジャラジャラ流し込みます。
装弾数は16発です。
リアサイトはフルアジャスタブルで、
左右のダイヤルを回すことにより稼動します。

クリック感が今一つですが、しっかり動いています。
リアサイトのブレードもエッジがしっかりしていて
サイティングし易いです。
フロントサイトはネジ1本でコンペンセイターに固定されていて、
自由に交換することができます。
フレーム右側面には、1丁1丁シリアルナンバーが刻印されています。
ユーザー登録するには、このシリアルナンバーが必要になります。
アウター、インナーバレルはフレームのネジ3本で止まっています。
バレルスペーサーにOリングの類は一切使っておらず、
絶妙なクリアランスではめ込まれています。
この銃の最大の特徴とも言えるのがこのチャンバーパッキンです。
△状に突起が配置されていて、BB弾をバレルに触れさせること無く
センターに保持すると言う、変わったパッキンです。

各突起部分の下側にはしっかりパッキンの逃げスペースもあり、
確実な保持と適正な逃げを両立した秀逸なパッキンです。

個人的には、同じノンホップである、マルゼンのダブルパッキン式を
凌ぐ性能を持っていると思います。
トリガーアセンブルはユニット化されていて、
ピン2本を外すと丸ごと外れます。

トリガープル、ストローク、シアのエンゲージ量、
シアにかかるスプリングテンション等を調整できます。

シアはKSCお得意の焼結合金でできており、
亜鉛を遥かに凌ぐ硬度を誇っています。

が、トリガープルは若干ヌルヌルした感じで、
パチンッとは落ちません。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
80.4 80.5 80.7 80.7 80.4 80.6 81.3 80.7 80.8 79.9
平均値 最高値 最低値 高低差
80.6 81.3 79.9 1.4
左は弾速データです。
使用弾はマルイ0.2g、ガスはHFC152a、室温22.2℃、弾速計はcd-625です。

本当にこれはガス式なのか!?と疑いたくなるような、
非常に安定した弾速です。下手なエアコッキングを凌ぎます。

ガス式なので、室温に左右されるところがあるので、
その日の室温に合わせてゼロインを確認する必要がありそうです。
レストして5mで撃ってみた画像です。
使用したBB弾は蔵前工房特製0.28g、室温は先ほどと同じ22.2℃、
5発×3回のグルーピングです。

1回目:17mm
2回目:14mm
3回目:17mm

なんじゃこりゃ的なグルーピングです。
的紙を見た瞬間、吹いてしまいました。

本来の用途であるAPSカップで見ると、5mで確実に10点圏に入る性能を持っています。
面白いくらい当たるので、病み付きになってしまいそうです。
無謀にもワンハンドによる射撃に挑戦してみました。
距離は5m、使用弾、室温などは先ほどと同じです。

1回目:30mm
2回目:21mm
3回目:33mm

腕がプルプルします。確実に射手の性能が出ています(笑)

結論から言うと「滅茶苦茶当たる銃」です。
トリガーには若干慣れる必要がありますが、反動がまったく無く
非常に撃ちやすい銃で、精密射撃を楽しむにはもってこいの1丁です。
追加画像

シリンダー(ガス室)の中身です。
左側がガス注入バルブ方向(銃口側)で、右側が本体側です。
隔壁が3枚あり、生ガスが気化室まで流入することはまずありません。
一番右側が、大型の最終気化室となっています。
隔壁のアップ画像です。
WAのNLSが複数配置されているような感じで、交互にガスルートが設けられていることで、
あらゆる角度に傾けても生ガスが通ることはありません。
価格:\33390(税込み) 全長:417mm
重量:1030g(バランサー含む) バレル長:????
装弾数:16発 発射方式:コッキング式固定ガス
ホップタイプ:ノンホップ サイト:オープンサイト(リアは上下左右調整可、フロントは着脱可)
外部:バランサーレール