バーラップ製作

ギリースーツ等によく使うバーラップですが、
市販されている物は色調が限られていたり、高価だったりするので
身近で手に入る材料を使って、自作してみたいと思います。

まず用意するのは

・園芸用麻テープ(100円ショップで購入可)
・染め粉(手芸店やホームセンターで購入可)
・大き目の金バケツ
・かき混ぜる為の棒

です。麻テープは耐久力があまり無く、使っているうちにほつれてきます。
定期的に付け足したり、安く上げたい場合に向いています。
耐久力が欲しい場合は、コーヒーを入れる麻袋を使うと良いでしょう。
今回使用したのは、コールダイオールのグリーンです。
近くのホームセンターにて購入しました。

今回は染め粉をそのまま使いますが、
染め粉をブレンドし、好きに色調を作ることもできます。
ポイントは「明るめに染める」事で、現場の写真などを参考にすると
より適したバーラップを製作することができます。
(暗く染めると、ダークスポットになって、日向で非常に目立ちます)
染め粉によって、使い方は若干異なりますが、
大抵はお湯に溶かして使います。

大き目の金バケツをコンロにかけ、お湯を沸かします。
コンロにかけられない場合は、熱いお湯を沸かして、
染め粉を溶いたものを金バケツに移し、指定の容量に調整します。
染め粉を溶かすと、こんな感じになります。
これに、水をよく湿らせたバーラップを投入し、グツグツ煮ます。
色を染み込ませる為、今回は40分ほど弱火で煮ました。
よく煮た後、お風呂場に持って行きます。

使った後の煮汁ですが、色が薄くなっていますので、
再びバーラップを投入しても、最初より薄い色調になります。
それを利用し、色の薄い2番染めをすることができます。
バーラップを煮汁から取り出し、よく水洗いします。
(煮汁の色が出なくなるくらいまでよく洗います)
この時、丸めたままより、全部伸ばしてしまったほうが
後の乾燥工程が速くなります。
水洗い後、よく干して完成です。
今回使用した染め粉では、このような色になります。
葉っぱと比較してみると、色が若干薄いくらいになっています。
トライ&エラーで色調を調整して、好みの色を作っていきます。
違う染め粉ですが、シンプリコールシリーズのNo.31も
良い緑系のバーラップを作ることができます。
2番染めで薄くなった色は、日向の草むらの色とそっくりになります。
同じく、No.35は茶色系の、腐葉土のような色合いになります。

このように、シチュエーションに応じて、様々な色を使い分けます。