集光アクリルサイト考察 テナーサックスさんの投稿レポートです。 文章はテナーサックスさんから戴いたものを掲載します。 集光アクリルサイトはハンズで見つけて以来私なりに工夫改善を重ねてきました。
今回はそれらの工夫を振り返ると共に、現在考えられうる最高輝度を備えたフロントサイトを紹介したいと思います。 <集合写真><赤いアクリルの写真>
集光アクリルサイトは前述のレポートのように長いほど輝度は増します。
しかし銃のフロントサイトに用いる場合「できるだけ短く輝度の高い物」が理想です。 旧来のフロントサイトに溝を掘り、そこにはめ込むタイプ(第一世代)は パイソンのフロントサイトを利用した時を例にとって考えると 採光部が上面と後方のはみ出た部分しかないため室内使用ではあまり明るくありません。 さらにサイト手前(見える側)の断面処理は熱処理による細かい傷を消す程度でした。 よって採光部の拡大と断面及び本体の鏡面化が理想実現のための改善点と思われ、 私はソーコムの集光サイトの真下にアルミホイルの切片(鏡面部分を上側)を貼り付けました(第二世代型) これは一度アクリル部を通過してしまった光をシルバーによって反射光として再びアクリルに当て、 輝度の増加を期待したもので効果は意外とありました |
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<黄色いアクリルの写真>
そして今回インターマリッジに搭載されたのが、
第一世代の改良型に第二世代の反射光の機能も追加した第三世代型のサイトです。 これは3mm厚のアルミ板を削って製作したもので、アクリルを前後2箇所だけで固定。 これによりアクリルはほぼ前面で採光することができます。 前後2箇所の固定部はアクリルが入る分削るとかなり薄くなりますが、 金属なので強度は期待できます(プラではこの固定は難しいでしょう) 更に、アルミ削りだしなのでアクリルに接する上面は塗装せず、
ペーパー&ピカールで徹底的に研磨して鏡面にします。 そのままだと表面が酸化して白く濁ってきてしまうので ABS用かアクリル系接着剤(乾く過程で白い跡がプラ部に残らないもの)でコーティング。 これにより室内でも反射光を利用し十分な輝度が保てます。 アクリル本体にも工夫をしました。はめ込む長さより少し長めにカットし、
見える側の断面をペーパー1000番から順にかけ真平らにし、 2500番くらいまでかけたらコンパウンドなどで鏡面にします。 このときアクリルの胴体部も細かい傷があるのでコンパウンドだけで鏡面にします。 |
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