JAHTF 2010 レポート

「エアソフトガンに関する技術の展示&交流」をテーマに企画した
JAHTF(JAPAN AIRSOFT HOBBY TECHNOLOGY FAIR)のレポートです。

近年、海外製の安価な本体、パーツに押されて国内はすっかり下火になり
エアソフトガン発祥の地、日本として海外に負けない物は、、、と考えた時
真っ先に浮かんだのは「長年培ってきた技術と経験、変体力(笑)」です。

エアソフトガンが好きな物同士、どこにも負けない技術とノウハウを
交換し合い、お互いに新しい刺激を取り込んでさらに新しく良い物を作り出す
「技術の連鎖反応」を狙ったイベントでもあります。

開催日の2010年5月2日、会場の準備をしていると
既にお客様が来場し(なんと山形県から)、予定より30分早い開場となりました。

写真はF井さんのストック製作秘話を聞くお客様です。
なんと、遠くから「自転車」でいらっしゃった方まで!
会場内には小規模ながら試射ブースを設け、
簡単な動作チェックを行えるようにしています。

写真はサー・ワダさんの展示したカスタムWA M4を試射するお客様。
展示ブースその1 サー・ワダさんと愉快な仲間達が提供する
M4堂(←現地で命名)です。

電動からガスブロまで、物凄い数のM4が勢ぞろいです。
長テーブル1つでは足りず、2つ繋げてもそれを埋め尽くす量でした。
こちらはWA M4のカスタム作品です。
フルサイズのMk12 Mod0からカービンサイズまで様々です。
こちらは電動のカスタム作品です。
外装から内部に至るまで、カリカリにチューンナップされています。
ACSストックがついたM4はSSMさんが提供した次世代ベースです。
後にリフェでぶん回されるはめに、、、
矢吹さん提供のKAC PDWとAPS SR-2 LRVカスタム。
SR-2カスタムはEXTREME2009を制覇したチャンピオンの銃です。
こちらは神奈川から出展していただいたN村さんの展示です。

マルイ Ver.2メカボックスをデジタル制御したモデルの展示と
その動作原理をオシロスコープを使い説明してくれました。
こちらがセンサーの展示モデルです。
磁気センサーを使用し、ギアの歯を1枚1枚読み取って
現在ギアがどの位置にあるのか?その回転速度は?と言う情報を
マイコンに取り込んで処理する仕組みです。

位置や速度制御が可能で、システマ PTWをマルイのメカボックスで再現し
さらにそれの機能を昇華させた感じです。
こちらが制御システムを実装した実機です。

PEQ-15ケースの内部に制御基盤があり、ディップスイッチにより
ピストン開放モードやハイ/ローサイクルモード、バーストモードなど
多岐に渡るモードを使い分けることが出来ます。

トリガーレスポンスは恐ろしいほど速く、PTWを凌駕するほどです。
内部の仕様を変更すればもっともっと速くなるとの事です。
こちらは大容量、高放電特性のキャパシタを使用した
トリガー・レスポンス・ブースターの展示です。

キャパシタを用いる事で、放電特性が極端に低い角型電池(006P)で
電動ガンを動かすことに成功しています。

容量的にセミオート1発分ほどですが、これを従来のバッテリーと併用することで
トータル的な放電特性を向上させ、フルオートのサイクルはそのままに
セミの立ち上がりを良くするのが狙いです。
こちらはP90に搭載している回路です。
電圧監視回路が組み込まれており、バッテリーの電圧が
カット領域まで落ちるとLEDが点滅し、トリガーを引いても駆動しなくなります。
これにより、過放電で深刻なダメージを負うリポバッテリーも
安心して使用できるようになっています。
こちらはTimm's ToyGun&3DCG MANIAX管理人
Timmさんの作品です。

エアブラシ、ブルーイング、造形の魔術師で
数多くの素敵な作品を制作されています。

左側はマルゼン ワルサーPPK/SベースのワルサーPPモデル
(塗装によるブルーイング)、右側はワルサーPPK/Sのエングレーブモデルを
塗装で仕上げたモデルです。
左側がワルサーP38のエングレーブモデルを仕上げたモデルです。
なんとグリップは手彫り!

右側はマルシン スタームルガーMk1ベースの
AMT BABY AUTO MAG 6.5インチモデル。
左からマルシン デリンジャー8mmベースのディファイアント デリンジャー、
マルシン COLT25AUTOシルバー塗装&ケースハードゥン、
マルシン S&W M49 BODY GUARDのレストア&塗装仕上げモデル。

いずれも細部に至るまで丁寧に仕上げられ、
美しい塗装が施されています。
坂本竜馬の掛け軸セット、、、の手前に置かれた
小さなS&W ミリタリー&ポリス。
1/6サイズ、各部が可動する驚きのモデルです。
(銀を使ったマイクロキャストモデルだそうです)

弾丸1発1発も別パーツで、
素手でシリンダーに入れるのが困難なくらい小さいです(汗)
こちらはHW樹脂をブルーイングした作品です。
美しさを伝えたいのですが、写真サイズが小さく
撮影の腕も悪く申し訳ございません、、、
こちらはショウエイのMG42ガスブローバック。
物凄い質感と重量感に、来場された方が釘付けになっていました。
こちらはCAW ミニガンの空撃ちデモンストレーションです。
モデルは銃器と重機が似合うDiving大将さん。
F井さんの展示は、自作ライフルストックとボルトアクションです。
手前の紫色のストックはベンチレスト用に製作したVSRのストックで
キャストを中心に形状出しをしています。

奥にあるOD色のストックがゲーム用VSRのストックで、
形状出しを行った後、FRPで外殻を形成した強化ストックです。
こちらはDiving大将さんのブースで、
リフェ6.6Vドライブの実験機を展示しています。

リフェ2セル(6.6V)でノーマル互換のレスポンスを実現しようと
実験を行っている物で、放電特性の高いA123セルと
高回転&高効率モーター(写真の実機にはEG30000を搭載)を使っています。

サイクルは6.6Vながら15〜16発/sで、
燃費も1100mAhで約3000発と
ほぼノーマル+ニッケル水素ミニレベルになっています。

現在、フィールドにて実戦テストを繰り返している最中です。
こちらは次世代G36Kをリポバッテリー駆動させているモデルです。
簡単な電圧低下を知らせるシステムを組み込み予定でしたが
間に合わず、バッテリー単体での展示となりました。
最後にガンジニアのブースです。
こちらは各種ガンスミス作品とM.A.C.S.搭載M4の展示です。
こちらがG-HOPの基本構造と弾道特性データです。
写真のバレルが、実際にデータ取りに使用したバレルです。
こちらは各種リフェバッテリーとそのデータの展示です。
上の2つの動画が展示ブースの内容になります。
今回は津軽の奥地と言う非常に交通の便の悪いところにもかかわらず、出展者含め総勢30名近くの方に来ていただきました。
会場では盛んにブースの説明を聞いたり、また訪問者から意見やヒントをもらい新たな刺激になっている光景を多数目撃し、
今回の狙いでもあった「技術の連鎖反応」を肌で感じることが出来ました。

情報が一方通行か、顔の見えない、声の聞こえないただの文字でしかやり取りできなかったり、真偽が定かではないネットや紙面と違い
様々な分野の「実物」と「結果」に直接触れ合い、意見の交換が出来る生の技術展示と交流の場として、
もっともっとエアソフトガンの可能性を追求し、盛り上げていく場として、今後も出来る限り継続していければと思います。

今回出展していただいた皆様、来場していただいた多数の皆様、本当にありがとうございました。


おまけ 前日の出展者打ち合わせ&交流会(飲み会)の様子