APSショートバレル&加速シリンダ実験

シリンダの交換に伴い、ノーマルアルミシリンダを使用して
加速スリットの実験を行ないました。
シリンダー側面にΦ2.5mmの穴を10mm間隔に空け、それをアルミテープで塞ぎながら
容量と加速スリットによる初速の関係を調べます。
(一番前のデカイ穴はとある企みに失敗した後です。お気になさらずにw)
銃の仕様は、、、
GE2003 Ver2.00
・ノーマルSP+10mmスペーサー
・重量ピストン(28g)
・WOピストンヘッド
・内径4mmノズル
・バレル長240mm
・使用BB弾はEXCEL0.25g
穴を塞がない状態のシリンダー容量は25471.68mm^3、対してバレル容量は6895.91^3。容量比は3.7倍にもなります。
穴を塞いでいくとシリンダー容量は、、、
前方から塞いだ穴の数 シリンダー容量(mm^3) シリンダー:バレル容積比
7 25471.68 3.7:1
6 22300.28 3.2:1
5 19160.28 2.8:1
4 16020.28 2.3:1
3 12880.28 1.9:1
2 9740.28 1.4:1
1 6600.28 0.96:1
0 3460.28 0.5:1
となります。では、それぞれでの初速を見てみます。

前方から穴を塞いだ数 1回目 2回目 3回目 平均値
7 77.2 76.4 75.8 76.5
6 81.1 82.4 82.0 81.8
5 81.7 80.9 82.0 81.5
4 81.7 81.8 80.6 81.4
3 79.5 81.6 79.9 80.3
2 77.5 77.2 79.8 78.2
1 74.8 77.3 75.1 75.7
0 75.3 75.1 75.1 75.2



結果を見てみると、全て塞いだ状態から加速ポートを1個開けた瞬間、初速が急激に上昇。
その後穴を空けるに従って緩やかに加工して、塞いだ穴の数が2個になったあたりからまら初速が下がりました。
シリンダー容量でみると、1.9倍〜1.4倍の間で、初速が落ち込んでいます。
また、シリンダー容量が足りない状態でも、初期状態とほぼ同等の初速を得ていると言うのが面白いところです。
初期状態はエアが圧力を上げきらないうちに弾が出てしまうため初速が上がらず、容量が足りない状態はその通りエア不足で
加速しきれていない状態に陥っています。

この実験の組み合わせではこのような状態になりましたが、パーツの組み合わせによって結果はいくらでも変わってきます。
特にピストン重量には大きく左右される実験だと思われます。何かのチューンの参考になれば幸いです。