各種緩衝材による打撃音の変化
今回は、ピストンヘッドに貼る各種緩衝材の実験です。
今回用意した緩衝材は、硬さ順で次の4種類です。
・硬質ウレタン
・THE・職人ソルボセイン
・ボロンスポンジ
・セルスポンジ
使用するメカボックスはVer.3のAUG用、ピストン、スプリングはノーマルです。
緩衝材ごとのシリンダーヘッドを用意して、計測するたびに取り替えました。
録音はマイクで、シリンダヘッド付近から5cm離して測定しました。
1.硬質ウレタン
打撃音
ホームセンターで売っていた10mm厚のウレタンマットをカットし、4mm厚にして貼り付けました。
かなり固く、弾力性があります。恐らく、耐久性は今回の4種類の中で最も高いです。
2.THE・職人ソルボセイン
打撃音
THE・職人製のカット済みソルボセイン(3mm厚)です。貼り付けは楽ですが、頻繁な確認が必要になります。
3.ボロンスポンジ
打撃音
ホームセンターで売っていた、粘着シート付き¥180の物です。セルスポンジより固めで、耐久性に優れます。
粘着シートの粘着力も強く、形を切り抜くだけで簡単に使えます。
4.セルスポンジ
打撃音
これも、ホームセンターで売っていた10m厚の物から切り出した緩衝材です。
かなり軟らかく、強い打撃力を与えると、潰れてしまいます。
結果
打撃音を聞いた限り、ボロンスポンジが1番静かで、2番はウレタン、3番がソルボ、4番がセルスポンジだと思います。
セルスポンジが予想外にうるさかったのは、軟らかすぎて衝撃を受け止められなかったのが原因ではと考えています。
ボロンスポンジ、ウレタンは静かな代わりに弾力性があるので、ピストンのリバウンドが心配です。私なりにまとめた結果は、
消音重視のセミオート:ボロンスポンジ
耐久性重視の通常サイクル:セルスポンジ
リバウンドが命取りになるハイスピードチューン:ソルボセイン