○ギアに使用するグリスによる、連射速度の変化

今回は、ギアに使用するグリスによって、連射速度がどのように変化するかを調べてみます。

計測方法
使用する電動ガンはMP5KA4のハイスピードチューンで、カスタム内容は
・FET、高効率コネクタ使用
・ピストンの重り除去、給排気ピストンヘッド、ノーマルスプリング
・シリンダヘッド緩衝材張り替え
・シリンダの加速スリット拡大

バッテリーはマルイ純正スティックバッテリー、2A急速充電の物を使用します。
グリスをつけ変えるたびに放電、満充電で計測します。
音声取り込みはマイク、メカボックス側面10cmの距離で、波形計測に使用したソフトはSoundEngineです。

使用するグリス
・マルイ純正高粘度グリス
・タミヤ アンチウェアグリス(薄く塗る)
・タミヤ アンチウェアグリス(たっぷり塗る)
・タミヤ チタングリス
・CRC チェーンルブ
の5種類です。


実験結果
・マルイ純正高粘度グリス
タイプ:高粘度グリス
連射速度:19発/s
*音声計測を忘れました。申し訳ありません。*

・タミヤ アンチウェアグリス(薄く塗る)
タイプ:超高粘度グリス
連射速度:20発/s

・タミヤ アンチウェアグリス(たっぷり塗る)
タイプ:超高粘度グリス
連射速度:18発/s

・タミヤ チタングリス
タイプ:低粘度グリス
連射速度:20.5発/s

・CRC チェーンルブ
タイプ:高粘度オイル
連射速度:20発/s


考察
実験結果から、アンチウェアグリス等の高粘度グリスの場合、連射速度は落ちる傾向にあります。
特に、 アンチウェアではグリスをたっぷりつけた場合と薄く塗った場合では2発/sもの差が出ていました。

マルイ純正グリス使用の時、ノーマルスプリングからSYSTEMAのM100スプリングに変えた時
サイクルは1発/s落ちましたが、グリスによる負荷はスプリング交換以上になると言えます。

高サイクルでは、やはりチタングリスなどの低粘度グリス、チェーンルブのような高粘度オイルが有効なようですが
これらは定着性に劣り、まめなグリス補充が必要となります。
サイクルを取るか、長期潤滑を取るかでセッティングが大きく変わってきます。