ピストン選定のポイント レール幅編

現在、各社から様々な電動ガンが販売されており
メカボックスの寸法も多種多様です。

そこで、今回は特殊なメカボックスの事例と
それに対応するピストンの選定方法を紹介します。

メカボックスとピストンの相性を探る上で一番重要なのが
左の画像のレール中央、一番狭い部分の幅です。
手持ちのメカボックスでは、それぞれこのようになっています。

東京マルイ Ver.2 : 19.14mm
VFC Ver.2 : 18.63mm
ZCL 7075強化メカボックス Ver.2 : 19.74mm
RETRO ARMS V2 QC : 19.70mm
RETRO ARMS V3 QC : 19.84mm
RETRO ARMS SR-15 QC : 19.88mm

こうしてみると、各社強化メカボックスはマルイ純正と比べて若干広めとなっています。

しかし、VFCを見てみるとかなり狭いことが分かります。
現在手元にはありませんが、PTS製電動ガンのメカボックスも
同様にかなり狭くなっています。
続いて、ピストンレール内側の寸法を見てみます。
手持ちの物では、以下の通りとなっています。

東京マルイ 純正V2/V3用 : 18.40mm
WII-TECH ハイスピード強化ピストン : 18.90mm
RETRO ARMS フルメタルティース強化ピストン : 18.61mm
RETRO ARMS DSG用8枚歯ピストン : 18.63mm
RETRO ARMS DSG用9枚歯ピストン : 18.63mm
SHS 7枚金属歯強化ピストン : 18.92mm

このように、各社共に微妙な寸法差があります。

中でもWII-TECHとSHSは太めで、これらはマルイメカボックスではギリギリ使える物の
VFCメカボックスでは全く動かず、これに気がつかないまま組み込んでドライブすると
一発で内部を破損させてしまいます。
これは前述したPTSメカボックスでも同様で、これらにWII-TECH、SHSのピストンを
組み込む場合はピストンレールの凹み部分を削って深くしないといけません。

レールの出っ張っている外側は十分逃げており、
ここがメカボックスに引っかかるという事例は今のところ経験していません。

*蛇足*
これらの事から、メカボックス内側のレール凹み部分を磨いても
ピストンと触れていないため、全く意味が無いことが分かります。
磨く場合はピストンが触れる凸部分の3面を磨けばOKとなります。
こう言った事故を防ぐためには、メカボックスを完全に閉じた状態で
ピストンがスムーズに前後するかテストするのが一番です。

写真はVFC Ver.2メカボックスとRETRO ARMSピストンの組み合わせで
両者の寸法はほぼ同寸となります。

動かしてみると、引っかかりの抵抗はあるものの指で押して動くレベルとなります。

しかし、これでは抵抗が強すぎるので、自重で全く抵抗なく落ちるくらいに
クリアランスを調整してあげます。

目安として、両者のクリアランスは0.5mm〜1mm程度が好ましいです。
あまりクリアランスが空きすぎると、レールが潰れて破損する原因になります。
もう一点、気をつけなければならないのが
写真(SHS 7枚金属歯強化ピストン)の様に
ピストン後部が肉盛りされ、円形になっていないピストンです。

一部強化メカボックスは強度を稼ぐため
内部が肉厚となっていますが、それにピストンの肉盛り部分が干渉することがあります。

こう言った場合、ピストンはスムーズに動くものの
最後まで引き切ったときにメカボとぶつかってクラッシュしてしまいます。

ピストンをメカボに組み込んだ際、必ず最後までしっかりスムーズに
後退するかチェックしてください。

これらを行うだけで、トラブル発生頻度をぐっと抑えることが出来ます。