A123S リフェバッテリーを過放電させた時の対策

先日、A123S 18650セルでバッテリーを組んでいたところ
新品にもかかわらず過放電状態になっているセルを発見しました。
電圧を測ると1Vちょっとしかなく、
リフェの放電下限電圧の2Vを遥かに下回っていて
俗に言う「死んだ」状態になっていました。
この状態で充電しようとすると、
もちろん充電器にローボルテージエラーで弾かれます。

一般的なリチウム系バッテリーならば使用不能で
下手をすれば事故に繋がる可能性もあり、
破棄しなくてはならないところですが
変態バッテリーA123Sリフェはここから「復活」させることが出来ます。

*注意*
バッテリーの状態によっては復活できない可能性もあります。
また、復活作業中は絶対にバッテリーから目を離さないでください。
まずは充電器の充電モードをニッカドに設定します。
充電電流は0.5A程度に抑えてください。

単セル充電用のホルダーがあると充電が楽なのですが
持っていなかったため、このコーナーの写真1枚目の用に
T型コネクタをはんだ付けしています。
バッテリーを接続後、充電を開始します。
すると即座に電圧が2V少しまで回復し、
その後少しずつ電圧が上昇していきます。

この時、バッテリーが発熱していないかをチェックします。
念のため、不燃性の陶器などに入れて充電しましょう。
電圧が3V程になったら手動で充電をストップします。

逐一電圧を監視し、絶対にほったらかしにしないでください。
ニッカドの様にデルタピークカットが使えないので
延々と充電を行い、今度は過充電になってしまいます。
必ず手動でストップさせてください。

また、複数セルで構成されている場合は
まずセルチェッカーでセル同士の電圧をチェックします。
均等に過放電しているのならば、バランス端子を繋がずに
そのままニッカドモードで充電し、3セルならば3V×3で9Vになったら
充電を手動でストップします。
念のためにセルチェッカーを繋いだまま充電してもいいでしょう。

バランスがセル間で0.5Vとか著しく崩れている場合は
バッテリーをばらし単セルで充電するのが確実です。

そもそも、そんなに崩れている時点で
バッテリー自体がやばいので復活は期待しないほうが良いです。
そのまま、今度はリフェモードで充電を行います。
今回は1セルのみなので、セル数は1にしておきます。
充電電流はやや低めに設定しておきます。

すると、何事もなかったかのように充電が始まります。
この時も念のため陶器などに入れ、発熱してないかチェックします。
順調に充電されていき、、、
何事もなかったかのように充電が終了しました。
容量で1017mAh入っているので、
ほぼ空になっていたと推測されます。
負荷を繋いで、ちゃんと動かせればOKです。

この復活法はA123Sのリフェならではの方法で、
他のリチウム系バッテリーや他メーカーのリフェでは
絶対に行わないでください。

また、かなり人為的な操作を要求されますので
試すときは自己責任でお願いいたします。