Astral AST-00606セルチェッカーと
それを用いた安全機構例

AstralというRCサプライメーカーから出ているセルチェッカーです。
海外?のメーカーの様で、HPは見当たりませんでしたが
国内でも模型店やRCショップで取り扱っていることがあります。
価格は1個\900くらいです。

前回紹介したセルチェッカーの上位版で、
中央の7セグメントLEDにバッテリーのセル数、全体電圧、
各セルの電圧を表示します。
また、セル数も最大8セルまで対応しています。
裏面には英文ですが取説があります。

このセルチェッカーの最大の特徴は、
アラーム電圧を2.7V〜3.8Vまで0.1V刻みで任意に変更できる点で
アラーム自体をOFFにすることも出来ます。
ブザーの中央、基盤と取り説の間にある
黒い四角い部分がスイッチになっており、バッテリーを繋いで
ここを押すとアラーム設定を変更することができます。
大きさは実測39.3mm×25.3mm×11.0mmでかなり小さく
写真の様に、マルイ次世代用EMODタイプストックの
コンパートメントにすっぽり収まってしまいます。

今回はこのストックを利用した安全機構例を紹介します。
まずコンパートメント側面に配線を通す穴を開け、
バッテリーまで配線の逃げとなる溝を掘ります。
セルチェッカー→バッテリーまでハーネスを伸ばします。
バランス端子がJST-XHなのでそのオスメス端子を使い
ハーネスを自作しました。
ハーネスは色んな種類の物が市販されているので
そちらを使用しても良いと思います。
この様に配置し、配線がずれないように
ホットボンドで固定しています。

マルイのEMODタイプストックはバットプレートがワンタッチで外れ
バッテリーの出し入れを行うので配線は完全に隠れます。
電源コードはストックパイプ内を通し、
本来ワンタッチバッテリーが入るストック側面のバッテリースペースに
2セルのリマバッテリーを治めています。

写真の様に、電源コードとバランスコードをそれぞれ接続すると
電動ガン、セルチェッカー共に作動します。

これで運用中も随時バッテリーを監視し続けます。
こんな感じで、外から配線は一切見えません。
また、ストック伸縮も可能です。

ゲーム中はコンパートメントの蓋を閉じることでセルチェッカーは隠れ
監視電圧まで低下すると大音量のブザーで知らせてくれます。
動画は実際に作動させてみた例です。

セルチェッカーの設定は、まずバッテリーを満充電した後に充電器の放電モードで電圧を見ながら任意の容量分放電させ
(1600mAhならば80%使ったと仮定して1280mAh分放電させる)
その時のセル電圧に合わせて、セルチェッカーのアラーム電圧を設定します。
もちろん、リポ/リマならば放電終止電圧の2.50Vを下回らないような電圧で放電をストップさせます。

このセルチェッカーはモーター始動時の突入電流による一瞬、急激にバッテリー電圧が落ちるのを感知していないようです。
動画ではリフェだと電圧が低くて使えないと書きましたが、どうも私の組んだバッテリーのバランスコードの配置が悪かったようで
他のリフェを使った場合、同様に使用することが出来ました。

ハーネスを伸ばしすぎるとその分抵抗になって電圧が低く表示される可能性があるので
なるべくならばバッテリーのバランス端子に直接接続、またはハーネスの長さを短くした方が良いです。
また、知らない間にボタンが押され、設定電圧が変わっていることもあり得るので
使用前に設定電圧を確認する癖をつけたほうが良いでしょう。
(ボタンを1回だけ押すと現在の設定を表示します。続けざまにボタンを押すと設定が変わっていきます)

この様に、簡単な方法でゲーム中に特別意識することなく、リチウム系バッテリーを安全に使うことができます。
電動ガンが動かなくなったら、またはサイクルが落ち始めたらすぐ使用を中止すれば大丈夫と言われますが、それは間違いです。
リチウム系バッテリーはバッテリー切れ寸前で急激に電圧が落ちる性質がある上、放電能力の高いバッテリーを
効率の良いセッティングの銃で使用すると、放電終始電圧付近でも撃ててしまいバッテリーにダメージを与えてしまいます。

最近のリチウム系バッテリーはそう簡単には燃えたりしなくなってきていますが
ちょっとした不注意で大事なバッテリーをオシャカにしてしまう事も考えられますので
こういった安全対策機構を導入することを強くお勧めします。