バッテリーの配線修理

先日のゲームで、チームメイトの方が使っていた
電動ガンのバッテリーが壊れてしまったので、修理してみました。

バッテリーはJG製HK416に付属してきたNi-Cdの9.6Vバッテリーで、
SHUANGBAOと言うメーカーの4/5SCセル(1500mAh)を使っています。

*4/5SCセル*
SC(サブC)セルの長さが4/5になったセルと言う意味です。
サブCセルは直径22.1mm×長さ42.5mmに対し、
4/5SCセルは直径22.1mm×長さ32.5mmになっています。
バッテリー横を這うコードの厚みを嫌ったのか、
このバッテリーでは金属板を側面に這わせ、
バッテリー上面辺りからコードで配線、と言う感じになっていますが
細い金属板ゆえ、折り曲げに弱く金属疲労で折れてしまってました。
+端子側も、ホットボンドの量が足りず絶縁できてません。
危ないので配線をやり直します。
まずはシュリンクを剥がします。
コードごとバッテリー全体を覆うシュリンクと、
セルを束ねている内側のシュリンクとの2重構造になっているので
外側のシュリンクだけにカッターで切り込みを入れ、剥がします。
金属板はスポット溶接でセルに止まっています。
ふんがっっと剥がします(笑)
剥がした後をヤスリで平らにならし、
周辺をスコッチブライト(不織布ヤスリ)で磨きます。
少量のフラックスを綿棒で塗布した後、はんだを乗せます。
本当は薄く広く乗せたほうがいいのですが、今回は
コードの接する部分だけに乗せてます。

半田ごては60W位のパワーのある物を使用し、
短時間で局部的に熱を加え、セル全体を熱しないように作業します。
W数の低い半田ごてだと、はんだの乗る熱に達する頃には
セル全体が加熱されてしまい、性能を著しく低下させる恐れがあります。
配線は16Gのシリコンコードを使用しました。
被覆を剥いだ部分にはんだを乗せておきます。
素早くはんだ付けします。
はんだ付けしたらフラックスクリーナーやエレクトリッククリーナーで
フラックスを除去しておきます。
ゴム板やエポキシ、グラステープ等で絶縁すると良いのですが
資材が高い&買う為に片道35kmドライブ(笑)しなくてはならないので
ホットボンドで絶縁します。

これが意外と頑丈かつしっかり絶縁でき、
コード根元の補強までこなせるので、お勧めです。
(見た目が若干悪い&引っぺがすのが面倒と言うのが欠点です)
こんな感じで、配線を全て16Gシリコンコードに交換します。

配線交換時、電極同士をショートさせないように
作業しない電極はビニールテープ等でカバーするようにしてください。
ついでに、配線が切れたまま半年以上放置してしまった
Ni-MHの8.4V 1100mAhスティックバッテリーも同じ要領で修理します。
配線が終わったら、再びシュリンクで包みます。

今回使用したのは、電気部品店で購入した
折りたたみ幅41mm(直径で測ると約26mm)の透明シュリンクです。
1mで\150でした。
まずは配線が型崩れしないように、
要所要所をセロテープで仮止めします。
セロテープは厚みが100分の数mmなので、
このままシュリンクで覆っても差し支えありません。
バッテリーの全長から前後5mmずつはみ出すようにカットし、
バッテリーに被せます。
ヒートガン(70〜80℃以上になるドライヤーでもOK)で
満遍なく温風を当て、収縮させます。

写真では撮影上、敷物の上に置いていますが
絶対にこのような状態でヒートガンの温風を当てないでください。
最悪、火事になります。
充電して、ちゃんと使用できることを確認すれば
修理完了です。

ポイントははんだ付けする時に熱を加えすぎないことと、
ショートさせないように絶縁に細心の注意を払うことです。
こちらも修理が完了したNi-MHバッテリーです。
半年も放置したので、自然放電しまくっていました。
セルも不活性状態だったので、サイクル充電を行ったところ
新品同様、ガンガン使えるようになりました。