トータルチューン(ガタ取りや欠点改善)

D-BOY PDWは結構作りが甘く、各部に必要以上のガタがあり
機能に障害を及ぼすものもあります。

ここでは、私の個体で発生した欠点を改善していきます。

まずはアウターバレルの傾きです。
チャンバーブロックにアウターバレルを入れたところ、
隙間が見えるくらいガタガタしていて固定ネジを締めると前のめりになってしまいました。
恐らく、チャンバーブロックの取り付け穴自体が曲がっているのだと思われます。
固定ネジの前側にアルミテープを貼り、アウターバレルを持ち上げます。
私の個体では、0.05mm×2枚の0.1mm貼って、いい感じになりました。
調整後はこんな感じで、まっすぐになります。
ハンドガードのレール先端が成型不良でグチャグチャになっていたので
ヤスリで成型しなおしました。
次はチャージングハンドルです。
私の個体はコッキング後、写真の位置まで戻すと内部で引っかかり、
戻すときに「ジャリジャリ」する感じがあり、重くなります。
また、戻したとしても最後まで戻らず、中途半端な位置で
止まってしまいました。
まず、チャージングハンドル部分を分解し、
チャージングハンドルとエジェクションポートを繋ぐ
リンクパーツを取り外します。

スチールプレスパーツで、チャージングハンドルにネジ止めされているパーツです。

写真の様に、擦れている部分の塗装が剥げ、干渉部分が分かります。
この場合、プレスの歪みのせいで両端が盛り上がり、擦れていました。
かなり盛り上がっていたので、平らにします。
凹み部分にも要注意です。
寸法がおかしく、エジェクションポートから伸びているロッドをはめると
最後まで収まらず、飛び出した状態になってしまいます。
飛び出した分、このリンクパーツがレシーバーに押し当てられ
ジャリジャリする感じになっていました。

ここをヤスリで深く削ります。
リンクネジも長く、明らかに飛び出しすぎでした。
ここも擦れているので、ネジ山を残しつつ、頭を丸めます。

こことリンクパーツ先端が擦れているということは、
このパーツにかなり無理な力をかけて組み込んでいた、、、と言うことです(汗)
次はレシーバーのガタです。
シックネスゲージ代わりの重ねシムで調べると、私の個体は
アッパーとロアの接点で0.65mmものガタがあり
手で持つと、明らかにぐらぐらしていました(笑)

ここにシムを入れ、ガタを取ります。
今回使用したのは、KOSE(コーセー)の1150対応 ベアリングシムと言う
樹脂製シムです。
外径11mm、内径6mmで0.1mm、0.2mm、0.3mmのセットになっています。

完全にガタを取るなら金属シムの方がいいのですが、
今後の分解組み立てや調整を考えると樹脂の弾力を活かして
簡単かつタイトに組み込める樹脂シムを使用しました。
ガタは0.65mmなので、片側0.325mmとなります。
(センターずれは考慮していません)
なので、片側0.3mmと瞬着の厚みで丁度かな〜と予測します。

ロックピンの穴位置を合わせ、瞬着で固定します。
干渉する部分やはみ出す部分は、あらかじめハサミでカットします。

レシーバーを差し込む部分(赤丸)に、カッターやヤスリでテーパーをつけておくと
組み込みが楽になるだけではなく、無理な組み込みで樹脂シムが剥がれるのを
防ぐ効果もあります。
予測はドンピシャでした。
まったくガタが出ず、ガチガチに組み上げることができました。
続いて、内部の改修に移ります。

タペットプレート、ノズルはマルイ M16A2/M4と互換するので
(メカボが基本Ver.2で、チャンバーがM4用メタルチャンバーを使用している為)
怪しい白いタペット&クリアなノズルは破棄し、マルイ純正に交換します。

シリンダーも、できればマルイ純正M4用かそれに準じた品質のいいものに
した方が良いのですが、丁度手持ちの在庫が無かったので
付属品のバリ取りを行って使用しました。

最後はシリンダーヘッドですが、もはや変色していて嫌な感じだったので
これもマルイ純正を拝借してきました。
ついでに、シリンダーヘッドの緩衝材を交換しておきます。
写真は最近お気に入りの株式会社 光の滑り止め用波ゴムです。
厚さ3mmなので、無加工で使用できます。
まず中心を打ち抜き、後ろの粘着シートを剥がして瞬着にて
ヘッドに接着、外径を切りそろえます。

素材は二トリル?で少し固めです。
純正と同じか、やや小さな打撃音で耐久力はピカイチです。
ピストンはそのまま使用できそうなので、使いまわします。
水色ヘッドは明らかに効率が悪いので、純正に交換します。
内部のベアリングも、いつ砕け散ってもおかしくないような物が入っていたので
ヘッドごと破棄します。
純正の重り+ピストンヘッドにするので、重りの周り止めが入る穴を
ピンバイスでピストンに開けておきます。

スプリングは発売元がデチューンで入れた
しなやかな不等ピッチがノーマルスプリングと似たテンションで良い感じなので、
そのまま使用しました。
最後にバレル周りです。

私はSUSの弾を使うことが多く、これらは径が大きめなことで知られているのですが
PDWのノーマルにSUSの0.25g赤袋(外径約5.92〜5.93mm)を使ったところ、
弾詰まりが頻発してしまいました。マルイの0.2gはOKです。
PDWの純正パッキンにSUS0.25g赤袋を乗せた画像です。
完全に引っかかり、落ちていく気配がありません。
これがマルイのノーマルパッキンならば、すとんと落ちるか
指で触るか触らないかで落ちるくらいのクリアランスです。

つまり、PDW純正パッキンは外径の小さい弾しか使えない、と言う事です。
即、マルイ純正に交換します。これで径の大きい弾でもOKです。

余談ですが、このPDWのインナーバレルは外径8.49mm、内径6.08mmと、
(外径はデジタルノギス、内径は内径マイクロで測定)
マルイ純正の外径8.55mmに対し、小さい素材を使っています。
(マルイの素材が特殊寸法で、PDWの素材が一般的な寸法)

チャンバーもこれに対応してか成型不良か、内径が狭く
バレルを組み込むのに一苦労です。
マルイバレルを使うと、きつくて入っていきません(笑)

チャンバーも、ちゃんとしたメタルチャンバーを使ったほうがいいかもしれません。
チャンバーの調整ダイヤルと固定軸のクリアランスがおかしく、
このままでは調整ダイヤルと調整ギアの噛み合いがはずれ
ホップがずれる&調整できなくなります。

ガスガンのバルブなどについてくる、小さなOリングなどを噛ませる事で
ガタを取り、ダイヤルが不意に戻らないようにテンションをかけておきます。

これらで、一応安心して使えるようにはなりました。
ここから、色々カスタマイズしていくと良い感じになります。