レポートナンバー : No.004
発生日 : 2011.9.25
事故内容 : 初速の極端なばらつき
被害者 : 次世代G36Kカスタム

今回はマルイ 次世代G36Kカスタムの事故事例です。
先日、ゲームに持ち込まれたG36Kカスタムなのですが、初速を測ってみると
50m/s後半@0.2gと、異常に低い値が出たと思うと
80前半が出たり、極端にばらつく上に少しだけ初速が低くなっている感じでした。
(この個体は、箱出しで95m/s@0.2gほど出ていました)

持ち主によるとピストンを新品に交換し、
社外のベアリング付きスプリングガイドを入れ、
軸受けを交換したとのことでした。
まずは分解してみます。

すると、セクターの歯の側面が異常に摩耗していました。
セクターを外してみると、交換した軸受け&シムが見えます。
持ち主曰く
「マルイ HC用のオイルレスメタル軸受けを圧入接着した」
とのことですが、、、
実は次世代電動ガンの軸受けとスタンダード電動ガンの軸受けは径が異なります。
(次世代電動ガン:5.9mm スタンダード電動ガン:6.0mm)

0.1mmの差は圧入のレベルを超えており、オイルレスメタルおよび
母材の変形破壊を招いてしまいます。

この場合は軸こそずれていませんでしたが、しっかり最後まで
オイルレスメタルが嵌っておらず、シムの設定が
純正と異なったのが、セクターとピストン干渉の原因でした。
シム調整をし直して、ピストンとセクターの干渉を回避しました。
もう一つ、ノズルの動きが妙に鈍い感じがしました。
ごく僅かですが、何かに引っかかる感じがします。
中を調べてみると、スイッチボックスを止めているねじが
締め込まれすぎ、スイッチボックスが変形し
タペットと干渉、動きを阻害していました。これは盲点です。

スイッチボックスがすでに変形してしまっていたので、
ねじを適正に締め直し、変形した部分はカッターで削り落としました。

ノーマルで95m/s@0.2g出ていたことも考え、
組み込まれていたベアリング付きスプリングガイドを外して
試射してみると、ほぼ変わらぬ94〜95m/s@0.2g ホップ解放の数値が出ました。

これで、G36Kの修理は完了です。