MAGPUL M4 14.5" 製作記

サバゲチームの仲間から、スタンダード電動M4をベースに
MAGPUL M4を製作して欲しいとの依頼がありました。
今回は、その製作記になります。

ベースは東京マルイ スタンダード電動M4A1で、初期型と思われますが
殆ど使用された形跡が無く、ピカピカの個体でした。
仕様は

・PTS MOEハンドガード
・PTS MOEグリップ
・PTS MOEストック

を使用したカービン、と言う事でした。
ハンドガードを購入した物の、マルイノーマルはリアルサイズではない為
取り付けが出来ず、いっその事丸ごとやっちゃってと言う感じで引き受けました。
まずはフロント周りのパーツ集めからです。
MOEハンドガードを装着する場合、リアルサイズのデルタリングと
ハンドガードキャップが必要となります。

用意したのは
・G&P GP123 デルタリングセット
・G&P GP191 スチールハンドガードキャップ
です。デルタリング系のハンドガードを使用するならば
鉄板といった組み合わせです。

上がG&P、下がマルイです。かなり計上が違うのが分かります。
フロントサイトも交換しました。使用したのは

・G&P GP754 SPRフロントサイト
・G&P GP167 ガスチューブ for M4A1

です。同メーカー品と言うだけあって、組み合わせはバッチリでした。

バレルはひとまず置いておいて、まずはレシーバーから着手します。
レシーバーは以前リサイクルした、ノーブランドのNOVESKEタイプを
使用することにしました。

このレシーバー、BIGDRAGONとか言うメーカーで販売されている
激安レシーバーの類らしく、取り付け精度と言うか作り全体が
物凄く適当で、ガタガタしまくります。
まずはレシーバーのガタ取り処理を行います。

このレシーバーは後ろにあるロック用の爪と爪が引っかかる部分に
クリアランスがありすぎて、上下フレームをピンで固定しても
カタカタしてしまいます。

そこで、まずはここのクリアランスを調整します。
まずはロアレシーバー側の爪が引っかかる部分に
入念にシリコングリスを塗ります。
アッパーレシーバーの爪は、紙やすりで荒らして脱脂しておきます。
レシーバーの芯出し用に、メカボックス一式とデルタリング、
メタルチャンバー、そして専用の冶具を組み込んだ上で、
爪部分にオートウェルドを盛り付けます。
上下レシーバーを結合し、ピン止めした後に
クランプで上下をしっかり固定し、24時間硬化させます。
24時間後、完全硬化して分離した時の写真です。
このように、クリアランス分だけオートウェルドが入り込んで隙間を埋めています。
正面から見ると、どれだけクリアランスが大きかったか分かります。
はみ出した部分を削り、組み付けやすいように面取りした後で
脱脂洗浄します。

これでレシーバーのガタ取りは完了です。
続いてバレルに着手します。

バレルはノーブランドのアルミ製14.5"バレル(正ネジ)を使用しました。
刻印も入っており、なかなか作りも綺麗なバレルです。
そのままではフロントサイト固定のクランプネジが引っかかってしまいます。
なので、このように少し削ってやります。
ほんの少しなので、元の溝を全部削る必要はありません。
案の定、レシーバーのネジ規格がおかしく、
デルタリングがねじ込み出来なかったのでリアルサイズに
矯正するダイス(1-1/4" 18TPI)でレシーバーのネジを切り直します。

これでバッチリねじ込み出来ました。
ラッキーなことに、ロックナットシムを入れなくても位置が出ました。
フロントサイトやガスチューブ一式を組み込んだ画像です。
フロントサイトの傾きを調整し、
ハンドガードのガタが無いように目一杯押し付けながら
フロントサイト固定ネジを締めます。
下のハンドガードも取り付ければアッパーの完成です。

しかし、フォワードアシストノブが欠品していたので
ここだけ発注をかけました。
続いてロアレシーバーです。

ロアはメカボを組み込むまでは特に問題は発生しませんでした。
ちなみにメカボはフルノーマルです。
問題が発生したのはトリガーガード取り付け時でした。

レシーバー側の穴がずれており、そのままでは取り付けできませんでした。
レシーバー側を広げると見栄えが悪くなるので
トリガーガード内側の穴をφ3mm→φ4mmに拡張し、
擬似的にトリガーガードの穴をずらした状態にして取り付けてあります。
グリップはMAGPUL PTSのMOEグリップを使用しました。

ここで再び問題発生です。
メタフレのグリップと接触する部分の角度が出ておらず
そのまま組むと強烈なギア泣きが発生しました。

画像を取り忘れましたが、スペーサーを製作してメカボ底面を基準にし、
メタフレとグリップに極僅かな隙間を作り、干渉を防いで解決しました。
MOEグリップのモーター調整ネジは緩みやすいので
ネジロックを忘れずに塗布します。
これでメカボ周りの組み付けは完了です。
これにマガジンキャッチとボルトリリース、ストックを取り付けて
ロアレシーバー完成です。
アッパーレシーバーの続きです。
D-BOYのフォワードアシストノブを入手したので
取り付けようと思いましたが、全長が長くピンの引っかかる部分までの
距離が長いので異様にレシーバーから飛び出す始末(笑)
なので、ピンの引っかかる部分に2mm角のプラ棒を2個貼り付け
少し奥に引っ込んだ状態でピンが引っかかるように調整しました。

併せて、スプリング長も調整して完了です。
ストックはこちら、PTSのMOEストックを使用します。
特に加工も必要なく、ドロップイン可能です。
インナーバレルをセットし、上下レシーバーを組み付けて
配線を加工すれば完成です。
バッテリーはハンドガード内にミニバッテリーサイズが入ります。

内部は完全ノーマルですが、
初速も85m/s @ EXCEL0.2gバイオ(適正ホップ)ほど出ており
特にこれといって弄る必要もありませんでした。

スタンダードな概観ですが、バッテリーとマガジン無しで
2540gと非常に軽量で、使いやすい仕様となりました。

これでカスタム終了です。