モーターのレストア

先日、イーグル模型のHummerシリーズを譲ってもらい
(tomoshiyoさん、ありがとうございました!)
データを取る際、以前からやってみたかったモーターのレストアに
チャレンジしてみました。

写真はHummer 1000 Lのコミュの状態です。
かなり使い込まれており、コミュが円弧状に磨り減っていました。
RC用のコミュ研磨機を購入しようと考えたのですが
結構高価で軒並み売り切れだったので、
専用機には劣りますが旋盤でコミュ研磨にチャレンジしてみました。

コミュ側をチャックで掴み、ピニオン側はシャフト保持具を作って
芯押し台にて保持しています。

回転数1500rpm、三菱マテリアルの軽切削用サーメットチップで
切削油を少量つけながら削っていきます。
切り粉がまだついてますが、こんな感じになりました。

この後、カッターでコミュ間のバリ取りを行い
ブレーキクリーナーで切削油を洗い流して完了です。
エンドベル内側には磨耗したブラシの粉がたくさん付着していました。
これらもブレーキクリーナーで洗い流します。

その際、ブッシュやベアリングのオイルまで流してしまうので
洗浄した後、ベアリング用のオイルを少量さしておきました。
ブラシも放電穴が多数開いており、磨耗して短くなっていました。
ブラシはイーグル模型純正サプライの物を購入しました。
Hummer 1000 Lはそのまま取り付け、
1100、1300は金具にはんだ付けします。

この状態だとブラシとコミュの当たりが出ておらず、
通電効率が悪いのでモーターテスターを3V出力にして
10分ほど慣らしをし、ブラシとコミュの当たりを出します。
レストア前のデータと比較すると

モーター名 無負荷回転数(rpm) 無負荷消費電流(A) 理論拘束トルク(g-cm)
Hummer 1000 L(レストア前) 15900 1.30 4298.59
Hummer 1000 L(レストア後) 21600 1.21 4085.97
Hummer 1100 L(レストア前) 24810 1.60 3711.86
Hummer 1100 L(レストア後) 24030 1.18 3683.79
Hummer 1300 L(レストア前) 13250 1.56 3846.37
Hummer 1300 L(レストア後) 24150 1.13 3920.00

こんな感じになりました。回転数、消費電流の変化が特に顕著に現れていました。
1100 Lは回転数がやや低下、トルクは殆ど誤差レベルの変化で消費電流が0.42Aも下がりました。
1000 Lはトルクの低下がやや目立ちましたが、ブラシの接触面積の差が影響しているのでしょうか?詳細は調査中です。

Hummerシリーズを持っている方の話を聞くと「EG1000と回転数は大差ない」、「高回転型のモーターではない」と言うことなので
この位の数値で、本来の性能にかなり近くなっていると推測されます。

これで、性能の落ちてきたモーターのリフレッシュもできそうです。