VFC HK417 シム調整

VFCのHK417は、箱出しでは強烈なギアノイズを発していることが多々あり、
シム調整は必須の機種と言えます。

しかし、独自のメカボックスを使っているが故に
調整方法が特殊な部分がある上、数カ所設計ミスとも言える
大幅修正が必要な場所がありますので
そちらの修正方法を紹介いたします。

基本的なシム調整方法はピニオン-ベベル基準型となります。
電動ガンにおけるシム調整の際、絶対的な基準になるのが
ピニオンとベベルの位置関係で、
これは傘歯車を組み立てる際の基本となります。

この部分が守られていないと、ノイズが消えないばかりではなく
抵抗となり、消費電力が増加して各部の破損を招きます。

スパーギア、セクターギアはあくまでそれに付随するものとなり
位置関係が合わないからベベルを動かす、、、のではなく
ベベルの位置に合わせてスパー、セクター、および各部品を調整します。

昨今のVFCギアは、ベベルとピニオンの相性が非常に悪い
(ピニオンギアの歯幅が妙に細い)
ので、信頼と実績のマルイ 次世代ベベルとピニオンを使用します。

ピニオンとベベルの位置合わせは、
下記の動画を参照してください。

グリップ取り付け部分は、写真のように六角ナットで固定します。
ここでピニオンの位置調整を行うと、「?」と思うはずです。

ピニオンギアがベベルギアに十分に届いていません。
(写真を撮り忘れてしまいました、、、)

HK417はレシーバーの上下幅が通常の5.56mm系M4/ARに比べ高いため
メカボックスが若干上下に長い形になっています。

しかしながら、グリップは通常のものと同一なので
上下に長くなった分、どこかにしわ寄せが来ることになります。
VFC HK417の場合、ピニオンとベベルの位置関係に影響が出ています。

かといって専用のグリップやギアを作る訳にはいかなかったようで
既存のモーターとベベルを流用したところ、適正範囲を超えてしまった、、、
と言うことだと思います。

これを解決するために、何らかの方法で
ピニオンの位置をベベルギア方向にずらす必要があります。

一つ目の方法は、ピニオンギアをある程度の位置で止める事です。
写真のEG1000が修正後のものになります。
ピニオンとタワーの間に2.5mmのスペーサーを入れて
ピニオンを上げた状態にしています。

ノーマル+位の負荷ならば、ピニオンが2/3シャフトに入っていればOKです。
強負荷で使用する場合、Dカットタイプのピニオンを使いましょう。

ピニオンの位置調整を行った上で、再度ピニオン-ベベルの
位置出しを行います。
方法その2

モータータワーのフランジ部分を切り取って、ストレートにしてしまいます。

これにより、引っかかっている部分をなくして
モーターを置奥まで押し込めるようにします。
続いて、タワーのガタです。

左側メカボックスを見ると、赤丸の部分に
ピニオンが擦った跡がついていると思います。

ノーマル状態ではタワーとホルダーにガタがありすぎて
メカボックスにぶつかっています。

もちろんガタがあるとベベルとの間にノイズも発生します。
ノーマル状態での様子です。
片側約0.5mmの隙間があり、ガタガタです。
解決するには、お互いのクリアランスを少なくしなくてはなりません。

私はノーマルのタワーにアルミパイプを打ち込み、
その外径をホルダーに合わせて切削しています。

何社かから、この部分が太いモータータワーが出ていたと思いますので
そちらを購入し、ホルダーの穴をドリルで調整する方法もあります。
グリップエンドの調整

VFCのグリップエンドは、モーターを受ける部分が飛び出しすぎていて
モーターが常に最前進したような状態になってしまいます。

ピニオンの位置関係にもよりますが、
受けの部分を削って、モーターに調整代を持たせます。

また、場合によっては調整用のイモネジが飛び出しすぎて
グリップ底のフタを取り付けられなくなるので
削って全長を短くする必要があります。

純正のイモネジは焼きが入っていて硬いので、
削れない場合は短いイモネジにする方が簡単です。
最後に、ベベルギアの軸を調整します。

適正位置に調整すると、十中八九、軸が飛び出しすぎて
フレームと干渉し、ノイズが発生するだけではなく抵抗となり
バッテリーやモーターが異常発熱します。

ここの部分をグラインダーなどで削り落とす必要があります。

これらの作業を一通り行うと、
東京マルイのノーマル電動ガンと遜色ないレベルのノイズに持って行けます。