セイフティ改良

K.T.W. M70シリーズはトリガーに連動したセイフティピンを
ボルト後部のセイフティによりロックし、トリガーを引けなくすると言う
メカニズムを採用しています。

これの遊びが大きく、セイフティをかけ、トリガーをぐっと引いた後に
セイフティを戻すと発射されることがあります。

しかもこのセイフティピンがトリガーボックスと擦れ、
トリガーを引く際に「ゴリゴリ」と言う嫌な感触を生み出します。

そこで、今回は同様の方式で暴発しない、
かつトリガープルにも影響を与えないようなセイフティを作ってみます。

まずはレシーバーのセイフティピンが通る穴を3mmに拡張します。
あまり穴が広がるとまずいので、良く切れるドリルを使い
ボール盤で真っ直ぐ開けることをお勧めします。
次にトリガーボックスのセイフティピンが通る穴を
先ほどより少し広めの3.5mmに拡張します。
ここは逃がし穴なので寸法はシビアではありません。

そのままドリルを突っ込むとケースが広がってしまうので
写真の様にクランプで抑えながら穴を開けます。
次に、セイフティパーツを作ります。
外径3mm、内径2mmほどのプラパイプを使います。
(画像の物は、マルイ電動M4のセイフティパーツのシャフト)

これにM2のネジ+ナットを組み合わせたものをねじ込み、
全長を調整できるような構造にします。

プラパイプはレシーバーと接触し、
ネジは長さ調整部分&トリガーとの接点、
ナットはリターンスプリングの受け部分となります。
先ほど拡張したレシーバーの穴に入れ、
ガタ無くスムーズに動くようにプラパイプ側を紙ヤスリで調整します。
ここをタイトにしないと遊びが生まれ、
トリガープルに変な感触が混じります。
この様な配置となります。
セイフティを解除した時、トリガーが引けるように
ネジ部分を調整していきます。

この時、セイフティピンの外径が大きくなった事により
コッキングインジケーター下部の溝が干渉し
トリガーが引けなくなる事があります。

その時は、セイフティレバーを止めているネジを緩め、
上に引っ張るとコッキングピースとのリンクが解除され
セイフティレバーの引き具合とコッキングインジケーターの
動き代が調整できるようになります。

これで動き代を調整しトリガーが引け、なおかつ
セイフティがかかかるポジションを見つけます。
上記の様に調整すると、セイフティレバーが
完全に前から後ろまで引けなくなるので、
その時は溝の幅を削って調整し、引けるようにします。
私の個体では、最終的に19.15mmで落ち着きました。
次にリターンスプリングを組み込みます。
私はジャンクボックスに入っていた
WA ガスブロのフローティングバルブスプリングを使いました。
こんな感じになります。

セイフティピンの全長をしっかり調整したことで、
セイフティをかけたままトリガーを引いても微動だにしなくなりました。
また、ピンの遊びがなくなったことでプルの感触も改善されます。

ポイントはセイフティピンの素材にプラを使うことで、
金属対樹脂にすることで、一定の潤滑作用を持たせます。

トリガー後ろにスクリューを追加し、
ストロークを調整するチューンを併用した場合は
先にトリガーのストロークを決め、
それから一連の流れを行ってセイフティピン全体の長さを決めます。