C-MORE SL830 Standard Serendipity

サー・ワダさんに取材させていただきました。
サー・ワダさん、ありがとうございました。

C-MOREがリリースしているシリーズで、
フレーム幅が.830インチのハイキャパシリーズ(STI、SVI等)に対応するモデルです。
サイトとマウントが一体になっており、ローマウントを実現しています。

スタンダードタイプなので、輝度は無段階調整になります。
右側面の画像です。
マウントは左右からフレームを挟みこむ形になっており、
フレームにネジ6本で固定されます。
取り付けの際、このネジ加工が必要となります。
右側面には、C-MOREのロゴとパテント番号が入っています。
マウント右側面に、ウィンデージダイヤルが設置されています。
上面の画像です。
ダイヤルで輝度を調整します。
輝度は無段階調整で、微調整が効きますが
ON OFFを繰り返すのには向いていません。

ダイヤルの前にあるのが発光モジュールになります。
このモジュールは交換可能で、2、4、6、8、12、16MOAと6種類から
選べるようになっています。

通常は8MOAとなっています。
レンズ手前にあるスクリューがエレベーション調整スクリューです。
C-MOREはレンズの向きを変えることにより、
ドット位置を変えるシステムを採用しています。

エレベーションスクリュー後方にある、ネジ2本で留まっている蓋が
バッテリーコンポーネントです。
バッテリーはDL1/3Nか、2L76と言う日本ではあまり見ることの無い
3Vリチウムバッテリーを使用しています。
両方とも日本では殆ど見かけることが無く、
「CR1/3N」と言う型番が同等品として入手できるようです。
レンズはパララックスフリー設計で、
アンチスクラッチ加工が施されているようです。

過去、C-MOREはHAKKOからレンズの供給を受けていたようですが、
現在どうなっているのかは不明です。
発光モジュールを前から覗いた画像です。
C-MOREボディが樹脂製なので、他のドットサイトに比べて
非常に軽量なのが特徴です。
ドットを覗いてみた画像です。
視界は文句無しにクリアーかつ鮮明で、ドットも綺麗な形状です。
スピードシューティング向けで、ドットサイズは8MOAと大きめです。
堅牢かつクリアな光学系で、世界中に愛好者を持つのが頷ける逸品です。
価格は高めですが、一生物と思えば決して高い買い物ではないと思います。
価格:\40000前後 レンズ径:直径29mm
全長:135.9mm 重量:106.3g
輝度:無段階調整 コーティング:ハーフミラーコート
ドット移動量:不明 最大移動量800MOA マウント:フレーム幅 .830インチハイキャパフレーム専用
ドットタイプ:8MOA (モジュール交換で変更可能) バッテリー:DL1/3Nもしくは2L76 CR1/3で代用可能。LR44×2個でもOK。