NOVEL ARMS
3X Magnifier & Frip to side mount High

NOVEL ARMSから販売されているマグニファイアと
専用のマウント(以下 FTSマウント)です。

マグニファイアはエイムポイントとEOTECHのデザインを足して割った感じですが、
色々アレンジされています。
マグニファイアの本体はラバー製のカバーで覆われていて
横へ倒したりする時に持ちやすくなっています。
また、衝撃にも強くなっています。

エイムポイントのマグニファイア同様、
本体にエレベーション/ウィンデージの調整機構が付いています。
ほんの僅かですが、ドットを動かすことができます。

なお、ゼロインはドットサイト側の設定が適応されるので
マグニファイアのエレベーション/ウィンデージを動かしたからといって
ゼロインが狂うことはありません。
このマグニファイアで一番の特徴は、視度調整が付いていることです。
これにより、眼鏡をかけている人でも容易に
ドットへのピント調整ができます。
側面にはシールで機種名が記載されています。
対物側のコーティングです。
同社SUREHITシリーズに似たコーティングがかかっています。
接眼側のコーティングです。
こちらも対物同様、緑系のコーティングがかかっています。
次に、専用のFTSマウント(High)です。
マグニファイア自体はチューブ径が30mmなので
各種30mmマウントに対応しますが、
同社コンバットエイムT1と組み合わせる場合、
このマウントを使うと一発で高さが合います。

ちなみにマウントの高さは23.8mmとなっています。
マグニファイアの固定はトルクスネジ6本で行います。
内側の精度もしっかり出ており、すんなり取り付け出来ます。
稼動部分です。
スプリングで常にテンションがかけられていて
勝手に倒れることはありませんが、僅かにガタつきます。

ロックを解除するには、矢印の方向にマウントリングを引っ張ります。
この状態から、、、
ワンタッチでロックを解除し、横方向へマグニファイアを傾けることができます。
基本的にピカティニー規格のレールに対応していますが
ロック&幅調整式のQDマウントになっているので、
ある程度の誤差には即座に対応可能です。
マグニファイアを装着すると、こんな感じです。
かなりごついです。
このマグニファイア、実はかなり太いです(笑)
エイムポイントタイプと比較すると、こんなにも横幅があります。
FTSマウントと組み合わせると、重量は400gを超えます。
ドットサイトと組み合わせると、ライフルスコープ+マウントに
匹敵する重量となるので注意が必要です。
M4のトップレールに装着するとこんな感じです。
このように、使用しないときは横に倒しておけます。
しかし、重量バランスが崩れるのでハンドリングには慣れが必要です。
間違って小さく縮小してしまいましたが、
マグニファイア単体で覗いた画像です。

RGB透過率試験

R:91.8%
G:89.3%
B:86.1%
全体透過率:89.7%

マグニファイア単体としては、非常に優秀な数値が出ています。
下手なスコープ顔負けの透過率です。

像も非常に綺麗で、視界周辺の収差も出ておらず
この辺りは流石NOVEL ARMS、と言った感じです。
同社 コンバットエイムT1と組み合わせた画像です。
僅かながら、左端にドットサイトの輪郭が映りこんでいます。

視界が青いのはドットサイト由来ですが、
像は十分綺麗でくっきり見えます。

しかし、プリズム式光学サイトの宿命とも言えるアイリリーフの短さは健在で
20〜30mmと、かなり短いです。
マルイのプロゴーグルを使っていると、ゴーグルに直付けしないと覗けません。

しかしながら、ドットサイトの素早いサイティングと
望遠を併用できるメリットは大きいので
運用次第では大きな戦力になりそうです。
価格:マグニファイア \13440(税込) FTSマウント(High) \6090(税込) 全長:263mm
重量:270g(マグニファイア) 138g(FTSマウント) 対物レンズ径:20mm
接眼レンズ径:22mm コーティング:接眼、対物共にグリーン系コーティング