TASCO MD-33

TASCOが完全ミリタリー向けに設計製作しているダットサイトです。
このダットサイトは自衛隊で使用されており、
89式の上に乗っている映像をニュースや雑誌で良く見かけます。

見かけは普通のダットサイトですが、
内部の作りや性能は普及価格帯の物を遥かに凌いでいます。

輝度は、周囲の明るさに応じて輝度を調整するオートモード、
2段階に切り替え可能なナイトビジョン対応モード、
そして8段階のマニュアル調整モードがあります。
本体はエレベーション、ウインテージ、輝度切り替えダイヤルの
シンプルな構成で、メーカーや製造国を表す刻印は
一切書かれていません。
バッテリーは輝度調整ダイヤルの蓋を開けて交換します。
バッテリーをしっかり保持するように、蓋は非常に凝った作りになっています。

本体側には基盤が見え、ダイヤル内部も非常に堅牢な作りになっています。
このダットサイトにはインバーター回路が内蔵されていて、
バッテリー寿命が非常に長いのが特徴です。
説明書によると、オートモード時は40日間もつけっぱなしに出来るそうです。
エレクターチューブ内部は、入念に反射防止処理が施されています。
前後共、保護レンズとチューブの境目にはOリングが入っており
徹底的な防水対策が取られています。
MD-33には様々なアタッチメントが付属します。
左からねじ保護キャップ(ロングフード装着時に使用)、
キルフラッシュ(ハニカムフィルター)、ロングフードです。
ねじ保護キャップは、
本体内側に切られているねじを保護するキャップです。
このキャップにも内側にねじが切られていますが、
先端が面取りしてある為、ネジ山が潰れにくくなっています。

また、このキャップはロングフードを装着する為の
アダプタも兼ねています。
こちらはキルフラッシュを装着した画像です。
これはハニカム状のアルミ製フィルターで、
真っ直ぐ見ると目立ちませんが、少しでも斜めから見ると
フィルターが視界を遮ってしまいます。

ダットサイトは独特のハーフミラーコートが非常に目立ち、
フィールドで相手に反射を発見されることがしばしばあります。
そういう時、このキルフラッシュを装着すれば
真正面から見ない限り、レンズの反射を見ることが出来ません。

ちなみにMD-33はチューブのやや奥まった場所に
ハーフミラーがあり、正面から見ても反射が抑えられています。
こちらがキルフラッシュ装着時、正面から見た画像です。
殆どレンズの反射を見ることができません。
こちらはロングフードを装着した画像です。
炎天下、ダットが見づらい時に装着すると効果があります。
MD-33はチューブ径が33mmと、一般的なダットサイトより大きくなっています。
これにより、広い視界を確保しています。
マウントリングは専用の33mmの物が使用可能で、
オプションでオフセットマウントが発売されています。
↑はオートモードで点灯した画像です。
視界は本当に極薄く青みがかっているだけで、レンズは歪みも無く非常にクリアです。
ダットは真円ではありませんが、ちらつく光が出ないので見やすいです。
こちらは最高輝度で点灯させた画像です。
室内では明るすぎて、ダットの回りが滲んでいますが、ダット内で光が乱反射することはありません。
ダット内が若干青みがかっていますが、これが完全にクリアだと炎天下でダットを視認しづらくなってしまうので
絶妙な青さ加減(笑)に調整してあると思います。
↑はキルフラッシュ装着時、オートモードで点灯した画像です。
ダット、標的に目の焦点を合わせた場合、キルフラッシュは殆ど気になりません。

価格は普及帯に比べて高めですが、この性能を考えると、よくこの価格でここまでの品質、機能を詰め込んだと言う感じです。
長い目で見て、良い物を揃えると言う意味では、非常にお勧めの一品です。
価格:\51975(税込) レンズ径:27mm
全長:123.3mm 重量:????
輝度:オートモード、ナイトビジョン2段階、マニュアル8段階 コーティング:対物側はハーフミラー、内部視界は薄い青。対物はクリア
ダット移動量:1クリック1/2MOA、フィンガークリック マウント:33mm対応リングが使用可能
ダットタイプ:形状はノーマル バッテリー:コイン電池 2032型 3V