ORACOM EKP-1S-03 "KOBRA SIGHT" REPLICA 修理記事

今回やってきたKOBRA SIGHT REPLICAは、

・点灯不良
・エレベーション、ウインデージがほぼ動かない

と言う不具合を抱えていました。
そこで、これらを修理してみたいと思います。
まずはマウントをばらします。
ネジの本数は多いですが、構造は単純です。
ON OFFやレティクル変更、輝度調整は全てマイクロスイッチで
行われています。
このピラーも、底板固定のネジを兼ねているので、
マイナスドライバーで外します。
・接点不良

バッテリーケースの前後に、それぞれ接点があるのですが
この個体は蓋との接点が微かに当たっておらず、
点灯したりしなかったりという状態でした。

まずはバッテリーケースを外し、接点を取り出します。
これが接点です。

繋がっているコードは非常に細くもろいので
細心の注意が必要です。
この接点自体も非常に折れやすくもろい素材で出来ているので
曲げ直しは厳禁です。私は折りました(死)

幸いはんだが乗るので、折れた部分をはんだで補修しました。

蓋の接点と当たる部分にはんだを盛り、かさ上げします。
蓋の左右に飛び出している棒が接点ですが、
左右の長さが均等でないのが分かります。
単に圧入されているだけなので、コンコン叩いて
均等にしてあげます。
接点を補修して、導通があるのに点灯しない、
と言うケースもありました。

その場合、基盤に繋がっているコード同士がショートしている
可能性が高いです。

この個体も、右から2本のコードの取り付けが甘く
ショートしていました。

しっかりはんだ付けした後、ホットボンドで補強&絶縁を行います。
・エレベーション、ウインデージが殆ど動かない

エレベーション、ウインデージの調整は
あり溝の切ってある真鍮ブロックが
上下左右に動くことで行われます。

この個体は、移動のガイドとなるポールが右一本しか入っていなく、
ブロックが斜めになっていたことで、引っかかっていました。

また、動きのリミッターとなるワッシャーが
(ポールの先端についている銀色の部分)
その役割を果たしておらず、調整ダイヤルを回しすぎると
ブロックが外れて動かなくなってしまいました。

そこで、M3のなべネジを反対側に組み込んで
ガイド2本目&リミッターとすることで解決しました。
最後に、滅茶苦茶硬いダイヤルを何とかします。

ダイヤルはスプリングを解したベアリングに押されて
クリック感を出していますが、このスプリングが長く強力で
クリックが重くなっています。

これを1〜2巻き程度カットして組み込むと、いい塩梅になります。