HAKKO
GE-5078PP 4-16x50 R:15CH

インプレ用にお借りいたしました。
持ち主様、ありがとうございました。

旧HAKKOが製造し、アメリカ SpringfieldにOEM供給していたスコープで
その独特なフォルムから「軍艦スコープ」の愛称で呼ばれていた
当時のフラッグシップモデルです。

現在も、旧HAKKOの在庫を引き受けたシカゴレジメンタルス様で
偶に発掘されることがあります。

中央部分に各ノブが集中しており、
どこかU.S.OPTICSを彷彿とさせるデザインです。
基本的なスペックは、以前インプレを取った
GE-5095MDと一緒です。

このGE-5078PPは、ノブにバーニアスケールの入っていないタイプです。

イルミネーションには、CR2354を1個使用します。
また、イルミネーションダイヤルの上部分は
予備バッテリーのコンパートメントになっています。
サイドフォーカスは最小目盛りが50(mかyardか不明)で
この個体は、最小目盛りで50m前後にてパララックスフリーとなりました。

近距離ではパララックスが大きく発生する為、
エアソフトガンの射程で使用する場合、
覗く位置を一定に保たないと意図せぬ着弾ズレが発生する可能性があります。
サイドにはSA(Springfield Armory)の文字が入っています。
アイベルには、深めの刻印が入っており
目立たないように緑色の塗料が入っています。

パワーダイヤルは、HAKKO独自のギアズーム機構の為
回す感覚が独特です。
裏側には各種使用パテントの一覧が記載されています。
対物レンズのコーティングです。
HAKKO系の上位機種に施される緑&青系のコーティングです。

内側は切削&塗装で反射防止を行っています。
接眼レンズ側のコーティングです。
今回、一緒にハニカムサンシェードもお借りしました。

これを装着することにより、レンズ反射を見えにくくすると同時に
フレアやゴーストの発生も抑制できます。

その代わり、アルミのハニカム材がレンズ前に来るので
若干ながら像は暗くなります。
こんな感じで、極薄のアルミハニカム材が入っています。
ハニカム材はマットブラックで塗装されていて
光が反射しないようになっています。
ハニカムサンシェードを装着すると、
元々長かったフォルムがさらに長くなります。
MP7と比べても、この大きさです(笑)
倍率4倍で、いつもの場所を覗いてみます。左上の鉄塔まで、約870mになります。
フォーカス設定は900になっています。

4倍ではフォーカス範囲が広く、まんべんなく見えます。
16倍で鉄塔を覗いてみます。
ファーストフォーカルなので、レティクルもズームに連動して大きくなります。
レティクルはR:15CHと言うデュプレックスの一種です。

解像度はかなり高いのですが、筒内反射のせいかやや視界が白っぽくなります。

下に見える△は、水準器になります。
このスコープはバブル式水平器を内蔵していて、この△の真ん中に来るとレティクルと水平になるようにセッティングされています。
しかし、スコープの視界の下側に位置し、真っ暗なので撃ちながら覗くのが困難です、、、
こちらはイルミネーションを点灯した写真です。輝度は最大の11になります。
この個体では、接触不良か7段階以下ではイルミネーションが起動しませんでした。
原因は基板を止めているネジの緩みだったので、ポジションを見直し、調整したところ無事修理できました。

独特のフォルムですが、スペック的にはエアソフトガン用を遙かに凌ぐスコープです。
フォーカスの兼ね合いもあり、使用条件を選ぶ感じがしますが絶版品故にショーや直売で安価に手に入る機会が多いので
チャンスがあれば、入手してみるのも良いと思います。

また、この機種は対物レンズがネジロックで止まっていない為、
裏技“疑似フロントフォーカス”でパララックスフリー距離を調整することもできます。
こうすることで、エアソフトガン向けの距離に調整することもできますので
自己責任で挑戦してみてください。
価格:絶版品
全長:約400mm
重量:920g
チューブ径:30mm
倍率:4-16倍
フォーカス機能:サイドフォーカス&視度調整
ノブ:フィンガークリックタイプ
レティクル:R:15CH

各種スペックはGE-5095に準じます