SHIRSTONE
3-10x56
(マウントは含まれません)

kokiさんにお借りいたしました。
kokiさん、ありがとうございました。

SKBがSHIRSTONEブランドで販売していたスコープで、
製造は日本のライト光機が担当しています。

今ではSHIRSTONEブランドは無くなり、様々なショップに流通在庫が渡り
格安で購入できます。

格安と言っても、元々10万オーバーのスコープで
光学性能は相当な物になります。
ノブはカバータイプで、中はフィンガークリック可能となっています。

サイドフォーカスダイヤルは外周にラバーが配置されていて
スムーズな操作感も相まって、微調整し易くなっています。
最小目盛りは20mになっています。
ノブは引っ張るとリンクが解除され、好きな数値に回してゼロインできるタイプです。
どちらかというと、一回ゼロインしたら回さないような用途向けと言えます。
このように押し込むとエレベーション/ウィンデージが調整出来るようになります。
1クリック1/8MOAと、かなり細かい調整量です。

ノブは1周72クリック、トータルで708クリック、88.5MOAの調整量です。
アイベル上部にイルミネーションダイヤルがあります。
電池はCR2032を1枚使用します。
イルミネーションダイヤルは低く抑えられていて、
スコープの全体フォルムからはみ出ないようになっています。
対物径は56mmと、3-10倍にしてはかなり大きいレンズが使われています。
下部にはシリアルナンバー等が刻印されています。
(シリアルナンバーはフィルターで消しています)
対物レンズのコーティングです。
緑や青、紫が混じったコーティングです。
覗く角度によって、様々な色に変化します。
接眼側のコーティングです。
こちらも対物同様、覗く角度によって様々な色に変化します。
マウントエリア

@:43.6mm
A:34.3mm
B:57.5mm
3倍で覗いてみた写真です。

解像度は非常に優秀です。変な歪みも無く、流石と言った感じです。
10倍で覗いた写真です。案内標識まで、約300mあります。
手前の手すりが映り込んで、ややピンぼけっぽくなっています。

気づいた方もいらっしゃると思いますが、このスコープはレティクルの横線が中心から上にオフセットしています。
ベンチレスト用に吹き流しが見やすいよう、もっと上にオフセットしたレティクルがありますが、それを意識した物なのでしょうか?

あと、ポストの上のみ、ちょっとだけ太いです。
約870m先の電波塔を覗いた写真です。
視界周辺が歪んでいるように見えますが、写真撮影による物です。申し訳ございません。

解像度はかなりのレベルで、電波塔の細部まではっきり見えます。
夕方、薄暗くなってきてからがこのスコープの本領発揮です。
イルミネーションを最低輝度で点灯させた写真です。
このイルミネーションは段階が無く、目安になる数字が振ってあるだけで、無段階調整となっています。
こちらが最高輝度で点灯した写真です。

実はこのスコープ、レティクルがガラスエッチングでは無くワイヤーエッチングで、イルミネーションはそのワイヤーに直接光を当てて光らせています。
光源のシャープさ、特有のギラギラ感がある事から、光源にレーザーを使っているのでは無いかと思われます。

大きな本体、レティクルや仕様など、好みが分かれる所ですが
これだけのスペック、性能を詰め込んだスコープを特価で販売しているので
チャンスがあったら、手に取ってみてください。
価格:¥29800(赤羽フロンティア価格)
全長:340mm
重量:710g
チューブ径:30mm
倍率:3-10倍
フォーカス機能:サイドフォーカス&視度調整
ノブ:キャップ&フィンガークリックタイプ  1クリック1/8MOA 移動量トータル88.5MOA
レティクル:ポストの上がちょっと太いクロスヘア
対物レンズ径:56mm
対物側チューブ径:64.5mm
接眼レンズ径:36mm
接眼側チューブ径:43mm
アイリリーフ:66-102mm(3倍) 62-102mm(10倍)
瞳径:18.7mm(3倍時) 5.6mm(10倍時)
内部処理:つや消し塗装?処理
Field Of View @ 100m : --