Hensoldt ZF 4-16×56FF

PMさんに取材させていただきました。
PMさん、ありがとうございました。

ドイツ ZEISSのタクティカル部門であるHensoldtが製造しているスコープです。
同社タクティカルラインでは中間位置の倍率に属しています。

チューブ径は34mmあり、ライフルスコープの中でも
かなり大型の部類に属します。

欧州を中心としたミリタリー向けに販売されているモデルの様で、
IWA等のショーレポートでは様々な欧州銃器メーカーの
スナイパーライフルに搭載されています。
ノブは大型のフィンガークリックタイプで、
エレベーションは1回転目と2回転目に対応する
色違いの数字が入っています。
クリックは0.1MIL(1cm/100m)で、
エレベーションは22.4MIL(224cm/100m)、
ウィンデージは10MIL(100cm/100m)の調整量があります。

クリックは防水Oリングが強めなのか、やや重めです。
サイドフォーカスは滑り止めの凹部に文字が入っています。
50m〜の調整となっています。

その横にあるのがイルミネーションダイヤルです。
ダイヤルは何周でもグルグル回る構造なのですが、
矢印の細い方向に回すと、その場所が輝度の基点となる
面白い構造を採用しています。
カバーを外すとイルミネーションのバッテリーが現れます。
バッテリーはCR2032を1枚使用します。
ノブは均等の取れたデザインで、操作性は良好です。
アイベルは後ろに行くほど細くなる独特の形状です。

パワーダイヤルは滑り止めと突起がついています。
アイベル裏側に、ZEISSのロゴや製造国、シリアルナンバーが入っています。
ボディ中央裏には、エレクタースプリングの蓋と
ガスポートでしょうか?もう一つ蓋があります。
対物レンズのコーティングです。
S&BやMarch、Nikonに似た黄色系のコーティングが主体になっています。
接眼レンズ側のコーティングです。
こちらはZEISS系でおなじみのワインレッドや
パープルが主体のコーティングです。
レティクルはミルドット+NATOレンジファインダーです。
FFPなので、最低倍率ではこの位の大きさしかありません。
最高倍率にすると、ここまで大きくなります。
レティクルは適度な太さで視認性は良好です。
イルミネーションを最大で起動した画像です。
レティクルのドット部分とレンジファインダーが赤くなります。
4倍で覗いた画像です。正面の丸太まで、約150mあります。像は原色再現系で解像度が非常に高いです。
また、ZEISSらしく像の明るさを重視しており、明け方、夕暮れ、室内などのローライトコンディションで威力を発揮します。
公称透過率は92%となっています。
16倍で覗いた画像です。
丸太や木々の葉が非常に鮮明に映し出されています。

この機種も、ZEISS製品に良く見られる低倍率での視界湾曲が激しく
低倍率時で覗き方が甘いと視界がぐにゃっと歪むことがあります。

目的からして、常用倍率は10倍〜となるので、低倍率域をバッサリ切り捨てた設計なのかもしれません。
価格:$3500前後
全長:334mm
重量:900g
チューブ径:34mm
倍率:4〜16倍
フォーカス機能:サイドフォーカス、視度調整
ノブ:フィンガークリックタイプ 1クリック0.1MIL エレベーションは22.4MIL、ウィンデージは10MILの調整量
レティクル:ミルドット+NATOレンジファインダー
対物レンズ径:56mm
対物側チューブ径:????
接眼レンズ径:????
接眼側チューブ径:????
アイリリーフ:????
瞳径:14mm(4倍時) 3.5mm(16倍時)
内部処理:????
対物側コーティング:黄色系&パープル系コーティング
接眼側コーティング:ワインレッド系、パープル系コーティング
Field Of View : 87〜25m(1000m)