HAWKE SIDE WINDER 4-12×52

ハンクさんの投稿インプレです。
画像、紹介文はハンクさんからいただきました。
ハンクさん、ありがとうございました。

イギリスはHAWKE社から販売されているスコープですが
元々は、同じくイギリスのDEBEN社から発売されていました。
(両社が同一であるかは現在調査中です。)

現在、SIDE WINDERシリーズは生産中止している模様です。
レンズカバーはバトラーキャップのように、チューブへ被せるような
タイプではなく、キャップを閉め込む方式を採用しています。
この方法だと対物側チューブの場合、ロングフード用のネジ穴を
利用して取り付けられますが、接眼側チューブにも取り付ける為の
ネジ切り加工を施されています。
こちらは対物レンズのカバーです。
よく見られる被せるタイプのカバーと違い、ワンタッチで解除出来ず
装着にも手間が掛かるねじ込み式を採用した理由は
装着時に、スコープの美観を損ねないためなのでしょうか…
ロングフードは分割式になっており、初めから二つのフードが付属します。
これにより、個人の好みに合わせて長さを調節する事が可能になっています。
このスコープ最大の特徴とも言える、大型サイドフォーカスノブです。
ノブにはシリーズ名であるSIDE WINDERの文字とHAWKE社の
メダルが填められています。

オプションでフォーカスホイールという、更に
サイドフォーカスのノブを大型化するパーツも販売されています。
パワーダイヤルは大型で回しやすく、倍率は
4倍から12倍となっています。
大口径スコープとしては珍しく、倍率はズーム比3倍と控えめです。

接眼レンズ部のフォーカスはスピードフォーカス式となっていますが
この部分が他とは違い、クリックが仕込まれています。
HAWKE社では、この機能をファストフォーカス(Fast Focus)と呼称しています。

フォーカスの回転量は3周+αで一周につき18クリック。
最大で58クリック分回す事が出来ます。
移動量はエレベーション、ウィンテージとも1クリック1/4MOAです。
更にノブを何周回したか解るようにラインが引かれており、頻繁な調整にも
対応しやすくなっています。

エレベーションのクリック数は一周で30クリックと少々少なめですが
最大9周も回せるので270クリック、移動量は最大67.5MOAとなります。

ウィンテージも同様のクリック数で、一周につき7.5MOA 最大で67.5MOAです。   
サイドフォーカスは最小で10ヤードから調節可能になっています。
回した感じはやや重く、覗きながら調整する場合には
オプションのホイールがあると便利に感じました。
接眼レンズのコーティングです。
コーティングは全層グリーンのコートとなっています。
対物側のコーティングです。
こちらも接眼側と同じく、全層グリーンのコートを使用しています。
4倍時での視界です。
解像度、明るさ共に私が以前レポートしたAlaskanスコープと
非常によく似ており、ひょっとしたらケンコー光学あたりのOEM製品では?
と感じました。

レティクルはミルドットで、距離ごとの照準補正が容易です。
続いて最大の12倍で覗いた状態です。
大抵の場合、倍率を上げるごとに瞳径が小さくなり
それによって像が暗くなったり、レンズの粗が出て視界が
白っぽくなる現象が起こりますが、このスコープの場合
視界の明るさ、解像度共に4倍時に近いレベルを維持していました。
最後になりましたが、本体と付属品の一覧です。
箱の中は再生紙を利用した型枠が入っており、中でスコープが
動き回らないよう配慮されています。
しかし、此処まで至れり尽くせりなのにもかかわらず
説明書の類が一切入っていないのは、非常に残念でした。

正規の価格ではなく、かなり安めの価格で入手したので関係については
不明ですが、少なくとも3万円代のスコープにマニュアルが
一切付属しない事には、大きな疑問を持たせられます。

ただし、スコープその物は非常に優秀で安く入手出来る機会があれば
十分に買う価値はある一品であると感じました。
価格:£279.55
全長:343mm
重量:760g
チューブ径:1インチ
倍率:4〜12倍
フォーカス機能:サイドフォーカス&ファストフォーカス
ノブ:エレベーション、ウィンテージ共に1クリック1/4MOA
レティクル:Mil-Dot
対物レンズ径:52mm
対物側チューブ径:58.9mm
接眼レンズ径:35.3mm
接眼側チューブ径:43.5mm
アイリリーフ:98mm〜76mm
瞳径:13.0mm(4倍時) 4.3mm(12倍時)
内部処理:4倍時は瞳径の回りにリング状の反射。12倍時は全反射
対物側コーティング:全層グリーン系コーティング
接眼側コーティング:全層グリーン系コーティング