Schmidt & Bender 5-25×56 PMU/LP

KTWお泊まり会の時に、PMさんに取材させていただきました。
PMさん、ありがとうございました。

Schmidt & Benderから発売されているタクティカルスコープで、
数あるスコープの中でも性能は最高クラスに位置する機種です。

2006年9月現在、日本にこれを含めて3本しかないそうです。
接眼側に、仕様と機種名、そしてドイツ製であることが
明記されています。
接眼チューブ横に、Schmidt & Benderのロゴが入っています。
ウインテージ、エレベーション共に
非常に大きなダイヤルがついています。

このスコープのチューブ径は34mmと特殊で、
通常のスコープが1回転60クリックに対し、このスコープは
倍以上の140クリック回すことが出来ます。

このノブは特殊な構造で、エレベーションは2回転しか
回すことが出来なくなっていますが、
2回転で280クリック(70MOA)カバーできるようになっています。
このスコープ最大の特徴は、
ダブルターンエレベーションノブと言う特殊なノブにあります。

エレベーションノブ上部に小窓があり、黄色のマーキングが見えます。
ノブが1回転することにより、この小窓の色が消えると言うシステムです。
これにより、今現在何回転回したかが分かるようになっています。
こちらが1回転回した時の写真です。
上部の小窓の色が消えています。

クリック感はエレベーション、ウインテージ共に
非常にはっきりしており、防水Oリング特有の
粘つく重さが全く無い、正に精密機械の感触です。
サイドフォーカスダイヤルも非常に大きく、
10m〜∞まで数字が記載してあります。

これだけ長距離仕様のスコープですが、最低倍率時
10mでフォーカスが合うと言うのは驚異的です。
倍率調整のパワーダイヤル横に
イルミネーションのノブが設置してあります。
イルミネーションは11段階で、レティクルの中央のみが光ります。
接眼レンズ側のコーティングです。
不思議な黄緑色のコーティングが施されています。
こちらは対物レンズのコーティングです。
薄い紫、グリーン、黄緑のコーティングが施されています。
裏と表で、様々なコーティングが使い分けられているのが分かります。
パワーダイヤルには滑り止めのゴムがついていて、
ソフトな手触りになっています。
倍率は5倍から25倍となっています。
ピンボケですが、イルミネーション起動時の画像です。
レティクルの中央のみが非常に鮮明に光ります。
イルミネーションのノブを開くと電池交換が出来ます。
電池は入手しやすいCR2032です。

蓋の裏側には太いOリングがついており、
防水対策も入念に施されています。
5倍時、覗いてみた画像です。
レティクルはミルダットで、ダット間隔が1milとなっています。
こちらは25倍で覗いた画像です。
レティクルは可変レティクルで、倍率に応じて大きさが変化し、全倍率でレンジファインダー機能が使用できます。

像は恐ろしい程鮮明で、写真の鉄塔は撮影場所から1km以上離れている所ですが、
最大倍率時で、その鉄塔の鉄骨1本1本まで鮮明に映し出しています。
5倍と25倍の画像を比べると、殆ど明るさに変化が無いのも見て取れます。

このスコープを覗かせてもらった第一印象は
「像の鮮明さ、明るさ、コントラスト全てが綿密な計算に基づきコントロールされている」
と言う物でした。と言うのも、スコープを通して対象物を見ても、目の前にレンズがあると言う感じが全くしなく、
覗いた瞬間にスコープと自分の目が一体化したような感じに思えたからです。
人間の目と一体化するように、このスコープは計算されて作られている、
控えめながらも背筋の凍るような恐ろしさを感じるスコープでした。
価格:$3500
全長:419.1mm
重量:1080g
チューブ径:34mm
倍率:5〜25倍
フォーカス機能:サイドフォーカス&視度調整
ノブ:1クリック1/4MOA エレベーションはダブルターンエレベーションノブ
レティクル:MIL-DOT
対物レンズ径:56mm
対物側チューブ径:61.98mm
接眼レンズ径:????
接眼側チューブ径:42.93mm
アイリリーフ:94mm
瞳径:11.2mm(5倍時) 2.24mm(25倍時)
内部処理:5倍時は反射なし。25倍時は全反射
対物側レンズコーティング:黄緑系コーティング
接眼側コーティング:紫、緑、黄緑系コーティング