TASCO SPECTOR 6×42M

TASCO JAPANから販売されていたスコープで、
現在は流通在庫のみになっているみたいです。

このスコープ、旧LEUPOLD Mark4 M3のコピーとして販売されていた
シェリフ扱い M3-6×の外側をそのまま使ったもののようで
概観はLEUPOLD Mark4 M3の固定倍率モデルにそっくりです。
エレベーション、ウインデージ、サイドフォーカスのノブは
キャップに覆われており、不用意に動かないようになっています。
キャップを取るとこんな感じです。
ノブはこじんまりとしていて、背が低くデザインされています。
サイドフォーカスに明確な距離は表記されていません。
倍率は6倍ですが、6〜7mでピントを合わせることが出来ますが、
残念ながら視差は残っていました。
ノブは7.62mmの狙撃専用弾であるM118のBDCになっているようですが、
実際に機能するかは定かではありません。
BDCなのでストッパーが付いていると思いきや、普通に回ります。
ウインデージは452クリック(1回転60クリック、7回転と32クリック)回り、
ウインデージは449クリック(1回転60クリック、7回転と29クリック)回りました。
1クリックの移動量は不明ですが、1/4MOAとしたら、かなりの調整量です。
回すと文字がだんだん隠れてしまい、今何回転目なのか分からなくなります。

クリックは軽めで、非常にはっきりと分かりやすく好感が持てます。
視度調整は接眼チューブのねじ込みによって行います。。
接眼チューブ下には、黒いプリントで
MADE IN JAPAN
の文字が入っています。
中央下部には、US ミリタリースペックであることと、
M3-6×と言う機種名と倍率、そしてMIL SPEC番号と思わしき
「666416816A」と言う番号がプリントされています。

調べてみたのですが、該当する物を見つけることは出来ませんでした。
スコープの本体はエレクターチューブ保持部で分かれる
2ピース構造になっています。
対物レンズのコーティングです。
少し青っぽい緑のコーティングで、同社SA3.5〜10×44DSと
同じコーティングでした。
接眼側のコーティングです。
シーグリーンと思われるコーティングが1層、緑系が1層、
クラレットの様な紫色が1層見えます。

RGB再現度、透過率は非常に高レベルで、
この価格帯としてはずば抜けた性能を誇ります。
青色(B)の再現性は、同条件で測定したLEUPOLD Mark4 M1を上回りました(汗)

色再現性
R:98.2%
G:96.3%
B:93.3%

透過率:96.1%
曇天の屋外を覗いてみた画像です。
手前にある家々は元より、奥の山肌まで非常に鮮明に移っています。
鉄骨や電線等の細い物のシルエットも潰れずに鮮明に移っていることから、解像度もかなりのレベルであることが分かります。

レティクルはミルドットで、ワイヤーレティクルを採用しています。
レティクルはシェリフが取り扱っていた頃の物は距離ごとのレンジファインダーレティクルで、
その他に308NATO規格のレンジファインダーレティクルが搭載されている物も確認されています。
ガワを使いまわして、幾つかバージョンの異なる物が存在しているようです。
ロングフードが標準で付属し、写真はそれを装着した画像です。

この価格でこれだけのスペックを誇るのは、正に驚異的としか言い用がありません。
日本の底力を見せ付けられた一本でした。

非常に残念だったのは、取り説が簡素な紙1枚だけと言う事です。
スコープのスペック、1クリックの移動量などは
全く分からなく、スコープを使う身としては結構困ります。
この辺りはおろそかにしないでもらいたい所です。
価格:\39900(税込み 現在は流通在庫のみ)
全長:????
重量:????
チューブ径:30mm
倍率:6倍
フォーカス機能:サイドフォーカス&視度調整
ノブ:7.62mm BDCノブ(機能不明)、1クリックの移動量も不明
レティクル:ミルドット
対物レンズ径:42mm
対物側チューブ径:49.42mm
接眼レンズ径:????
接眼側チューブ径:40.53mm
アイリリーフ:58〜83mm
瞳径:7mm(6倍時)
内部処理:僅かに全反射
対物側レンズコーティング:若干青っぽいグリーン系
接眼側コーティング:シーグリーン、グリーン、パープル
R:98.2%
G:96.3%
B:93.3%
透過率:96.1%