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安全弁を組み込む 2007年2月20日、改正銃刀法のデチューン猶予が終了します。 それ以前に、規制値をオーバーしている銃はデチューンしなくてはなりません。 今回、外部ソースの銃に関しては改正銃刀法内でなんら触れられておらず、 ユーザーにとって悩みの種の一つでした。 改正銃刀法は「その銃の出しうる最大出力での計測」とありますので、 長物タイプの外部ソース銃は違法となる可能性が非常に高いです。 そこで、外部ソース銃を安全に使用するために、安全弁を組み込みます。 これはチェックバルブと言うもので、一定圧力以上をかけると 弁が開き、空気を放出して圧力を下げると言う空気圧機器です。 写真中央の白いプラスチック製の物が安全弁です。 この安全弁は有限会社アシスト様(http://www.yast.co.jp/index.html)で購入でき、 0.2MPa、0.3MPa、0.5MPaの3種類のリリース圧を選ぶことが出来ます。 価格も1個¥1000未満と、非常に安価です。 |
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継ぎ手の外径は6.5mmですので、6mmワンタッチエルボ等に 直接差し込むことが出来ます。 この時、二度と分解できないように、エルボのネジ、継ぎ手に 接着剤を流し込みます。 |
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また、8mmホースを熱湯で暖めて差し込むことも出来ます。 この時もホースを接着剤で完全固定します。 (安全弁だけではなく、継ぎ手側ともホースを接着固定します) 写真のようにホースを取り付ければ、ルート途中に安全弁を設置することができます。 |
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私の場合、GFXに設置しました。 蓄圧タンクと電磁弁のルート上に設置し、リリース圧は0.2MPaを使用しています。 表記では0.2MPaリリースですが、実際は0.16〜0.18MPaでリリースを始め、 0.2MPaを越えると勢いよくでエアを噴出します(動作の様子) GFXの場合、リリース寸前の0.16MPaでSUS0.2gにて76m/s、 リリースを開始したら弾が1〜2m飛ぶ位までパワーが落ちました。 (弾速はエラーが出て計測できませんでした) このように安全弁を設けることにより、パワーを上げる事が出来なくなります。 これは電磁弁のみならず、固定ガス、ガスブローバック等 外部ソースを使用する全てのガスガンに共通です。 これらのエアガンを使い続ける時は、必ず安全措置を施しましょう。 (リリース圧は初速に余裕を持って設定しましょう) 次は逆止弁を用いたリリース機構を掲載予定です |
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逆支弁を用いたリリース機構 2007・2・5 同じくアシスト製の逆支弁を用いたリリース機構です。 本来、一定方向にしか流体を流さないようにする為の逆支弁ですが 設置の仕方によって、安全弁としても使用できます。 こちらも0.2MPa、0.3MPa、0.5MPaの3種類があり、 実際は公称値より若干低い圧から漏れ始めます。 |
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6mmホース用1/8継ぎ手と比較した画像です。 やや大きいですが、ホースを差し込む口は片方しか使わないので 必要に応じて切り取っても差し支えありません。 |
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設置方法は、8mmホースに差し込むか、画像のように 継ぎ手と組み合わせて使用します。 逆支弁は方向があるので、逆に組み込まないように注意しなくてはなりません。 |
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このように、蓄圧タンクやガスタンクに設置することによって 必要以上に高い圧がかかった時にリリースしてくれます。 設置する際は、簡単に取り外しが出来ないように 本体内部奥深くに設置するか、画像のように外にしか設置できない場合は 完全に接着して、外せないようにしなくてはなりません。 *簡単に取り外せる構造はNGです* ルート上に安全弁を1つ、大本のタンクに逆支弁を1つの 合計2つリリースバルブを設けておけば 高い圧がかかった場合、物凄い勢いでエアが抜け、発射不能状態になります。 |