精密弾の実態

マルイからも待望のスペリオールグレード弾(スーパーグレード弾と混同を避ける為、ここではSPG弾と呼称)が発売され
ますます盛り上がりを見せる精密射撃会ですが、果たして本当に精密な弾なのだろうか?と言う疑問がよぎります。

低価格で精度の良いSUS0.28gは、普通の射出成型弾にワックスを厚くコーティングし、
それを精度良く研磨して外径精度を出していますが、洗浄してワックスを落とすと
凄まじいまでのボコボコ弾が姿を現します。

今回は、30mでお世話になっているLUNAさんの真似をして
BB弾を湯通しし、化粧(コーティング)を落としてみようと思います。

まずは一発目、生贄はSUS0.33gです。
現在、高精度系では最も重量のある0.33gですが、果たしてその厚化粧っぷりは、、、

なんと見事なゲート跡(爆) 凄まじいまでの厚化粧です。
ゲート跡をマイクロで測ると、なんと6.134mm、、、この1点だけ、6mmを軽く越えていました。


次は話題のマルイSPG弾行ってみます。

こちらもゲート跡とパーティングラインが見えてきました。
最初はコーティングが剥げた物かと思っていたのですが、どうも湯通しした時の熱で変形して
本来とは違う姿となっているようです。

ちなみにゲート跡を測ると5.992mmと、こちらもかなり大きな数値が出ました。
樹脂の密度なのか、結構大きく変形しています。

ここまで来ると、非常に気になるのが元祖精密弾のSGMです。
沸騰するお湯の中にダイブしてもらいましょう。

こちらはゲート跡やコーティングが剥げた跡は全く見られず、湯通し前と全く変わりません。
SGMもSPGと同じく射出成型弾との事なのですが、こちらは樹脂の素材からして違うらしく、
湯通しの熱変形で正体を暴くことはできませんでした。







ここで一興。巷ではBB弾を煮たり炊いたりするのが流行っているようなので、私も1つ、、、
































燃え〜(笑)

その結果、今話題のSPG弾は
































焦げた餅状態(笑)
樹脂らしく、激しく焦げ臭い化学臭を放ちながら、景気良く燃え盛りました。
一方、、、
































お前は何なんだSGM(爆)

焦げる一方で、全く燃える気配無し。強く摘んだら割れ始め、そこが炭化したようにボロボロになっています。
その姿はまるで炭素ハンバーグ。レア→ミディアム→ウェルダン→コンプリート→カーボンです。
自己消火性樹脂? 石灰系? それともセラミック? 今回一番の謎です、、、