トイテック M134バルカン その2

掲示板で知り合った方からのチューン依頼で、
2年ぶりに再びM134のチューンを手がけました。

今回はホップ新造、マガジン補強、オーバーホールを行いました。
まずはホップ新造です。
前回同様、バレルを分解します。

6本あって、組み合わせが分からなくなりがちなので
ナンバーをマジックで書いて組み合わせを確認出来るようにしています。
純正バレルはこのように4つの部品から成り立っています。

バレル内径は当時のBB弾で弾詰まりを起こさないように
6.2mm程と広くなっています。

今回依頼を受けたM134は、長い間使い込まれていた為
バレル内面が磨耗してしまい、弾が通った跡が内面に無数見られました。

そこで、バレルを新造することにしました。
素材はKTWのスパス用(?)バレルで、内径6.05mm、長さ約400mmです。
これをベースに加工していきます。
パッキンを取り付ける部分を旋盤で加工しています。
パッキン取り付け部分の加工が終わったバレルです。
この後、パッキン取り付け部を加工していきます。
先端にアルミテープでガタ止め用のスペーサーを作ります。
パッキンを埋め込んだバレルです。
パッキンはOリングをベースに作り、埋め込んであります。
逃げを確保する為、どのように埋め込むか悩みました。

これにチャンバーパッキンを被せてバレルは完成です。
次は本体のオーバーホールです。
初速を測ったところ、EXCEL0.2gで約50m/sと大分初速が落ちていたので
オーバーホールを兼ねて、シリンダ回りをチェックしてみます。
シリンダを分解したところです。
ピストンは耐久性を考慮してか、スチール製です。
非常に特殊な構造で、流用できるパーツ等は殆ど無いでしょう。

気密はOKでしたが、シリンダヘッドのかしめ部分が緩んでいる
シリンダが2本あり、ホップを搭載した場合、気密漏れで
弾詰まりのような感じで発射不能になっていました。

かしめ部分に瞬着を流し込み、気密を確保して解決しました。

初速が大幅に落ちた原因はこれではなく、バレル側にありました。
この記事は次回、マガジン補強、実射編と一緒に掲載しようと思います。
2006・8・7

初速が大幅に落ちていた原因は、度重なるノズルの出し入れにより
チャンバーパッキンの出口が広がり、エアが漏れていました。
チャンバーパッキンのシール部外側にS7のOリングを噛ませ、
バレルを本体に装着した時に強めにシールされるようにしました。

これにより、EXCEL0.2gで約81m/sまで初速が回復しました。
マガジンはオーナー様がカスタムしており、
MINIMIの実物マガジンが装着され、装弾数は10000発ちょっとと言う
正に怪物マガジンです。

写真の位置にL字ステーを打ち、補強しました。
いよいよ実射です。
いつものフィールドに出向き、約30m先にプラスチックの板や
ペットボトル、空き缶などを置いてきました。
ホップは少し強めで、30m位から浮き上がり、40mを越えて
50m近くまで届きます。

バレルが回転するのと、軽いつまづきホップでマルイホップの
安定性には程遠い物がありますが、
猛烈な弾幕による「BB弾の暴風雨」をお見舞いすることが出来ます。

実射の動画

←の写真の位置からズームでターゲットを捕らえ、撃った所の動画です。
ターゲット周辺がBB弾の嵐と化しています。
随分使った後のバッテリーなのでサイクルが落ちています。
フル充電時、秒間50発前後までサイクルが上がります。
試射後、オーバーホールを行い、梱包して無事出荷となりました。
久しぶりに手ごたえのあるチューンをさせていただき、
ありがとうございました。