TASCO タクティカルシューティングタイマー

今までスピードシューティング用タイマーは、海外製の高価な物をベースに
センサーを自作等して使用しなくてはなりませんでしたが、
つい先日、光学機器で有名なTASCO JAPANより
純国産のスピードシューティング用タイマーが発売されました。

驚くべきは実売\8000以下と言う価格で、海外製の物と比べ
1/3〜1/4と、これからスピードシューティングを始める方や
練習用に個人でタイマーを持ちたいと言う方にとって
ありがたい存在となりそうです。
内容はタイマー本体、ストップセンサー付ステンレスターゲット、
説明書、009P乾電池1個となっています。

精密機器らしく、丁寧に梱包されています。
こちらがタイマー本体です。
大きさは約77×50×68mmと手のひらサイズです。

小さくコンパクトなので、クリップを自作して
ズボンに引っ掛けて練習用にするのにも最適でしょう。
液晶は結構大きく、数字も見やすいです。
前面にはインスタントボタンとディレイボタンが配置してあります。

インスタントはボタンを押すとすぐにブザーが鳴ってスタートし、
ディレイはボタンを押して約4秒後にブザーが鳴ってスタートするモードです。

秒数は99.99秒まで表示されます。
99.99秒までカウントすると再び00.00に戻りカウントを続けます。

カウントを始めるとインスタント、ディレイボタンの動作を受け付けなくなり、
電源を切るかセンサーの信号を受ける、もしくはリセットボタンを押すまで
カウントを続けます。
上面にはインスタント、ディレイ、リセットボタンと電源スイッチ、
そしてブザーが配置されています。
タイマー下部の蓋を開けると電池の出し入れが出来ます。
蓋にがたつき防止のスポンジが貼り付けてあります。
カタカタ鳴ると、意外と集中の妨げとなるので嬉しい配慮です。
タイマー側面にセンサーの入力端子があります。
2ピンのコネクタなので、工夫次第で自作センサーにも
対応させることができそうです。
これがストップセンサーです。
ステンレス製のプレートは直径約120mm、厚さ約1.5mmと
エアソフトガンには必要十分な強度です。
コードは約11mと、スピードシューティング用途には十分な長さです。
センサーとの接続部分に負荷がかからないように
コードをプレート端で止めている配慮は嬉しい限りです。

残念だったのが、衝撃センサーがステンレスターゲットに
完全接着されてしまっている事でした。
スティールチャレンジ等、ストップターゲットの大きさが違う物に
使用する場合、このプレートをストップターゲットの裏に貼り付ける等
工夫が必要となりそうです。

感度がついてこなかったり、これより小さいターゲットに使用する場合
どうするかが使用上、今後の課題です。
本体に接続した写真です。この状態で使用します。

こちらが動作(インスタント→リセット→ディレイ)の動画です。
感度は非常に高く、20cm程の高さからBB弾を落として当てただけで
確実にストップします。
マイクセンサーの様に、周囲の音で反応すると言うこともありません。

汎用性に若干難ありですが、これはユーザー側で
工夫すれば何とかなりそうです。

今後、TASCOがどのようなシューティング用品展開を見せるのか
非常に楽しみです。
2006・10・18 追加レポート

後ろのセンサーは、切れ味の良いカッターで
簡単に切り離すことが出来ました。

センサーを普段使っている厚さ5mm程のスティールターゲットに
ガムテープで貼り付けたところ、全く誤動作無く着弾を感知してくれました。

切り離す祭はセンサーを傷つけないように慎重に作業しなくてはなりませんが、
一旦切り離してしまえは、様々なターゲットに使用できます。