ハイサイクル日記 2日目 「高回転」

前回破損したノーマルギアの代わりを探していたところ、
ヤフオクにてスーパーハイスピードギアなるものを発見。
安さに魅せられて、購入してみました。
メーカー不明で、物はランドアームズの
スーパーハイスピードギアと酷似しています。

ギア比は13:1との事でしたが、実際は13.65:1でした。
それでもノーマルの18.72:1に比べれば、かなりのギア比です。

軸が抜けたりとの噂も聞きましたが、試してみたいと言う
好奇心には勝てず、ろくなチェックもせずに投入してみました。
(これが後に破滅へと繋がる、、、)
ピストンはSSMさんからいただいたJG HK416に入っていた
全金属歯の樹脂ピストンです。

ギアのかみ合い位置さえ調整すれば、
ラックの強度を考えなくても良いかな〜と浅はかな考えで投入。
(すぐに破滅へと繋がる、、、)
安全マージンを考え、今回はセクカ5枚で行くことにしました。
グラインダーでセクターの歯を削ります。
私は後ろ側を5枚削り、ピストンヘッドをかさ上げすることで
ショートストロークとしました。
余った純正ヘッドやシムを用い、
ラックのかかる位置を調整したピストンです。
タペットの遅延にとセクターチップも入れたのですが、
この丸型セクターチップはタペットを遅延する代わりに
開放(引き始め)も長くなってしまい、後ろ側の歯を削った
私の手法では、ピストンがリリースされないうちに
タペットを引いてしまい、初速がガタ落ちでした。
そこで、引き始め側を削り、半月状にする事で
引き始めタイミングを遅らせ、初速を維持しました。
仮組みして撃ったところ、1000発程でピストンが噛んで動かなくなりました。

中を開けてみると、ピストンの金属歯が後方に突き抜けていました。
ラックギアは歪み、使い物にならなくなってしまいました。

ギアのかかり始めの隣を削らなかった為に噛んでしまい、
ラックギア全体を押し上げてピストンを破壊してしまいました。

実はこの時、G&P M160モーターを入手し、
前回まで装着していたM120モーターと交換していました。
その回転のせいもあるかもしれません。
そこで、純正ベースで必要な歯の枚数だけを持ち、
さらにかかり始めを金属とする事で強度を上げた
ワンオフピストンを製作することにしました。

ピストン後方の歯を削り、同じ純正ピストンのリリース歯を
後方へ移植、成型しました。
接着剤で接着しただけではすぐに壊れてしまうので、
移植した歯全体を覆うようにFRPを巻き、補強しました。
これにかさ上げヘッドを装着し、ピストンは完成しました。

最終的に9.9V1100mAh A123リフェバッテリーで31発/sまでサイクルが上がり、
ゲームに一日投入してずっと快調に動いていました。

このままメンテしながら使っていればよかったのですが、
悪魔のささやきに耳を貸したばかりに、全てが破滅する事になろうとは
この時、知る由もありませんでした、、、
KAC STONER 本日の最終仕様

最終状態:31発/sにて快調に動作!

ホップ最小時初速:91m/s@マルイ0.2g
サイクル:31発/s
使用バッテリー:9.9V 1100mAh A123リフェバッテリー
メカボックス:専用アルミメカボックス ノーマル

・駆動系
ギア:メーカー不明 スーパーハイスピードギア(ギア比 13.65:1) +加工セクターチップ
ギアグリス:タミヤ アンチウェアグリスベース サラサラネバネバ対磨耗グリス
軸受け:システマ オイルレスメタル
軸受け潤滑:タミヤ アンチウェアグリスベース サラサラネバネバ対磨耗グリス
シム:京商とかマルイ純正とか色々

・給排気系
ピストン:マルイ純正ベース ショートストロークカスタム
ピストンレール潤滑:タミヤFグリス
ピストンヘッド:マルイ純正にφ2.5mmの給排気穴2個
ピストンヘッドOリング:マルイ純正 小さめの物を使用
シリンダー:マルイM4用純正
シリンダーヘッド:マルイ純正Ver.3用の余り物黒ヘッド
シリンダーヘッド緩衝材:マルイ純正
シリンダー潤滑:タミヤFグリス
スプリング:システマM100 カット
スプリングガイド:メカボックス専用品
タペットプレート:マルイ純正M4用 前面0.5mmカット&ウイング干渉部分加工
ノズル:マルイ純正P90用ノズル
ノズル潤滑:タミヤFグリス

・電装系
モーター:G&P M160ロング
配線:1.25sq テフロン皮膜錫メッキ銅線
スイッチ:オムロン V-155-1A5

・バレル周り
バレル:マルイ純正 M4用363mm 内径6.08mm ガタ止めOリング追加
ホップ:タフネスG-HOP


・給弾系
マガジン:専用音感BOXマガジンベース トリガー連動給弾カスタム