REVISION
SAWFLY MILITARY EYEWEAR SYSTEM

アメリカ REVISION社から発売されているゴーグルです。
私はGUN誌2006年10月号の記事で初めて知りました。
同記事によると、アメリカ軍には2005年2月から納入されたとの事です。

SAWFLYは最初から「Ballistic protective eyewear」、
飛翔体から目を守る為の防具として開発され、開発には
米陸軍第82空挺師団が協力したとの事です。

写真の物は、SAWFLY MILITARY EYEWEAR SYSTEMの
レギュラーサイズで、ソフトケースに一式が収められています。

価格は現地で約$90です。
ソフトケース上面にはロゴマークが入っています。
ケース内部には、スペアレンズを収納するポケットがついています。
ポケット内側はレンズに傷をつけないようにソフトな素材になっています。
内容はゴーグル(クリアレンズ)、スモークレンズ1枚、
取扱説明書です。
ゴーグルはフレームにレンズがぶら下がる形で装着されています。
ゴム製のヘッドバンドが付属していて、脱落防止に一役買います。
これはパラシュートやヘリボーンの際に脱落しないようにとの
要請で取り付けられたようです。ヘッドバンドは外すこともできます。

フレームはBlack、FG(Foliage Green)、Tanの3色が
ラインナップされています。
正面から見た画像です。
レンズはポリカーボネイト製で、ANSI Z87.1の対衝撃テストや
MIL-PRF-31013 CLAUSE 3.5.1.1を遥かに上回る
対衝撃能力を有しています。

ANSI Z87.1
1/4インチ鉄球(1.042g) 45m/s 1.06J に耐える
SAWFLY : 同条件 155m/s 12.52J に耐える

MIL-PRF-31013 CLAUSE 3.5.1.1
.15口径(3.81mm) 5.8grain(0.38g) 201m/s 7.68J に耐える
SAWFLY : 同条件 254m/s 12.24J に耐える
つるの部分は5段階に長さが調整できます。
側面にはREVISIONのロゴが入っています。
耳に当たる部分には、ゴムの滑り止めがインサートされています。
ヘッドバンドは長さを調整することもできます。
スモークレンズを装着してみました。

レンズの着脱はほぼワンタッチで行え、
なおかつ強固に保持されています。
スモークレンズのノーズパッドは黒になっています。

SAWFLYは様々な人種の顔にフィットするように設計されていて
鼻の低い日本人でも純正ノーズパッドでフィットし、
下に下がってくることがありません。
小冊子には対衝撃テストの詳細が書かれています。
サングラスとしてではなく、ミリポリ用の防具として開発されただけあって
使用感が良く、長時間かけていても目の疲れや
フレームの締め付けを感じることはありませんでした。

あくまで正面からの飛翔体に対する防具なので、
隙間から弾が飛んでくる可能性のある
サバイバルゲームでは使用しないほうが良いです。