ARENA INDUSTRIES
Flakjak goggle TAN

アメリカ ARENA INDUSTRIESが製造しているゴーグルです。
日本でも様々なショップに入ってきていますが
価格が\4000台〜\20000近くと、異常に開きがあります。
レプリカは出回っていないと思うのですが、謎です、、、
ちなみに本家ARENA INDUSTRIESの直販では$80.00です。

色はBLACK、OD、TAN、BROWNと4色あり
これはTANになります。

写真はゴーグル本体と付属品になります。
説明書にはレンズ交換やストラップ調整の仕方、
クリーニングや保管方法が記載されています。
ゴーグルケースが2種類付属します。

こちらはストラップに通せる厚手のベルクロ式カバーです。
使わないとき、そのままストラップの後ろに回せます。
こちらは薄手の巾着袋になります。

上に乗っているのがスモークレンズとカバーになります。
こちらがゴーグル本体です。
(Contour HD用のマウントがついていますが、これは付属しません)

ぱっと目を引くのが、上下に張り巡らされた
放熱フィン状の部品です。

これはRazorbackと言うARENA INDUSTRIESの特許技術で
これについては後述いたします。
ストラップはワンタッチでゴーグルから取り外せるようになっています。

ここがヒンジになっており、ストラップが自由にスイングできるので
ヘルメットを着用する際、フレキシブルに追従します。
ゴーグルはロープロファイルタイプで、
最も薄い部分でレンズから20mm程度しかありません。
眼鏡には残念ながら対応していません。
この放熱フィンがRazorbackと言う特許技術で、
これによってゴーグル内部の曇りを除去し、
内部環境を快適に保つと言うシステムらしいのですが
実際使ってみると、全く効果はありませんでした。

確かに曇りはしないのですが、レンズに大量の水分が付着し
視界が歪み、とてもまともに前を見ることは出来ません。
(曇らないのはレンズに曇り止め加工が施されているからっぽいです)

恐らく、ここをヒートシンクとしてゴーグル内部と外部の温度差を
無くす目的の様ですが、素材が樹脂な上にABSっぽい感じなので
熱伝導率はあまり良いとは言えないと思います。
ちなみにこのフィンは写真のように取り外せ、
この状態では上下のベンチレートが解放され
それこそ曇らず、快適に過ごせます(笑)

夏の終わりから秋にかけて、気温20℃前後の時は
全力疾走を繰り返しても、一日中曇り知らずで過ごせます。
夏場は流石にファン増設などが必要でしょう。

この状態ではBB弾が上下から入り込む可能性があるので
メッシュなどで塞いでおきましょう。
顔に接する部分は、スポンジの上に通気性の良い
化繊の様な物を貼り付けた物になっており
この肌触りがまた絶妙です。

顔も痛くならず、汗を吸ってもすぐ乾いてしまうので快適です。

レンズはとても大きく、視界が広いのも大きなメリットです。
ゴーグル左側面にはARENAとZ87.1-2003の文字が
モールドされています。
こちらにはMADE IN THE USAがモールドされています。

しっかし、エジェクターピン跡のバリが酷いです(笑)
汚い面ですみません(笑)

典型的な縄文系日本人が着用すると
お約束通り、ゴーグルと鼻の間に大きな隙間が出来ます。
BB弾が十分通ってしまう隙間なので
スポンジなどで塞いでおきましょう。

・総評
売りのRazorbackはあまり効果を望めませんが
ロープロファイルで性能の良いレンズを備えたゴーグルで
比較的低価格で入手できるので、結構お勧めの一品です。

ファンを増設したり、カスタムゴーグルを作るベースとしても良いでしょう。