Molay M.U.D. PeaceKeeping Uniform
Pencott Green Zone

インドネシアのタクティカルギアメーカー Molay M.U.D.が製造販売している
PKU(PeaceKeeping Uniform)と言う迷彩服です。

パターンはイギリスのHyde Definition社が開発した
Pencottと言うパターンのうちの一つ、森林地帯を主眼に置いた
"Green Zone"になります。

Pencottは下記の4つのパターンがあります。

・Green Zone 森林地帯向け
・Badlands 乾燥地帯 荒野向け
・Sandstorm 砂漠地帯向け
・Snowdrift 雪原向け

このPKUを着て、フィールドテストした画像はこちらになります。
(Facebookページへ飛びます)

日本の杉林など、緑が濃く、暗い場所では
驚異的な迷彩効果を発揮します。
Molayは高温多湿のインドネシアに拠点を置いており
PKUには、そんな環境下でも快適に使用できるよう
様々な工夫が施されています。

それでは、各部を見ていきましょう。
襟部分はベルクロでファスナーをカバーできるようになっています。
襟を立て、ハイネックにもできます。
左右の胸部分には、ボタン留めの大型ポケットが備え付けられています。

ポケットの上部分には、ネームタグ用のベルクロがついています。
肩の下には、ジッパー式の大型ポケットがついています。

マップ類を入れられる他、ゲームではデッドマーカーを入れられるので
非常に嬉しい配慮です。
肩にはベルクロスペースがついています。
ポケットにはなっていません。
左の袖には、ペン差しが2連で備わっています。
袖口はベルクロで絞れるようになっています。
PKU最大の特徴が、この脇の下の大型ベンチレーションです。

脇腹までジッパーで開閉でき、インナーを速乾性の物にすると
驚くほど快適になります。

高温多湿のインドネシアならではのアイディアと言えます。

最近は日本も亜熱帯の様な気候になってきたので
薄くて涼しいNYCO生地と相まって、
夏場は快適に過ごせます。
胸部分の裏に、裏ポケットが左に1つ備わっています。
裏側にはボタンホール式のアジャスターがついており、
胴回りを微調整することもできます。
首の裏に、サイズ表がついています。
Molayのサイズ表はマトリックスになっており、
該当する場所にチェックがついています。
ちなみに、PKUジャケットのサイズは下記の通りになっています。
(PKUは上の表に対応しています)
生地を見ていきます。

生地はHyde Definition社の正規生地 NYCO 50/50を使用しています。
正規生地には、所々に左の写真の様な
"pencott"の文字が入っています。
また、会社のロゴも所々に入っています。

このNYCO 50/50生地にはNIR加工が施されていて
NVで見た時、周囲の自然物と似たような見え方になるそうです。
色彩的にDPMにそっくりですが、パターンは何とも形容しがたい
様々な模様が組み合わさっています。

A-TACSと同じ様に、パターンの境目がはっきり分からない
「ぼかし系迷彩」です。
続いて、パンツを見ていきます。
パンツの左右には、開放型のポケットがついており
その中に、さらに小型のポケットがついています。

右側はジッパー開閉式の小型ポケットです。
左側は細長い開放型ポケットで、
ライトなどを入れておくのに適しています。
太もも部分左右には、
ベルクロ開閉式の大型カーゴポケットがついています。
膝部分は、生地を多重にして補強されています。
コーデュラ生地ではなく、NYCO生地を使っているので
蒸れにくくなっています。
ベルトループが大型なのが特徴です。
幅は65mmもあり、一般的なベルトは元より
ピストルベルトやデューティベルトも通すことができます。
フロントがジッパーになっています。
急なトイレタイムにも即対応!
ウエスト内側にもボタンホール式のアジャスターがあり、
ここでウエストを微調整できます。
ズボンにも、サイズ表が貼られています。
お尻部分には、ボタン式のポケットが左右についています。
裾部分もベルクロで絞れます。

パンツのサイズは下記の通りになっています。
(上の表がPKUに対応しています)

日本の気候にマッチする構造で、
縫製も丁寧で頑丈に作ってあるので
機能的で、しっかり長く使える迷彩服と言えます。

Molay製品は提携店 S.B.I.様が日本正規代理店になっておりますので
気になる方は、問い合わせてみてください。