命中精度&飛距離特化型 HE G-HOP

G-HOPには、これまで紹介してきたマルイパッキンを素材としてきた
耐久性重視のG-HOP Typeタフネスの他に
スピンプレートに摩擦抵抗の大きいシリコンゴムを使用したタイプがあります。
G-HOPの長距離射撃動画に用いていたのは、
このシリコンゴムをスピンプレートに用いたタイプのG-HOPです。
(プランジャは紹介したシムゴム+プラのプレート)

シリコンゴムは摩擦抵抗が大きく、Typeタフネスよりも飛距離が出る上
弾を保持するテンションがさらに小さくて済むので
命中精度がさらに高くなるという利点がある一方、
まったくと言っていいほど耐久性が無く500発を超えるあたりから磨耗が始まり
徐々に飛距離が落ちてしまいます。

また、シリコンゴムは接着が難しく、専用接着剤を使っても
剥がれ落ちることもがよくありました。

そこで、それらを解消したのが2010年7月現在使用している
HE(Highly Efficient 高効率) G-HOPです。
Type タフネスはバレル窓にかさ上げを貼り付けた上で、
マルイパッキンベースのスピンプレートを貼っていたのに対し、、、
HE G-HOPは外径8mm、内径6mmのシリコンゴムチューブを使った
リング状のスピンプレートをバレルにはめ込む構造になっています。
バレルの外周を旋盤で削り、リング状のスピンプレートがはまるようにしています。
スピンプレートの厚みが1mmあるので、それが外周より出っ張らないように
バレル側面を1.1mm削り込んでいます。
そのため、この部分の肉厚は0.2mmありません(笑)

内側に盛り上がらないように、切れる刃物を使い
細心の注意を払いながら少しずつ切削しました。

ちなみに、パッキンを被せるとちょうど内側に出っ張らない位になるので
タフネスの時の様なかさ上げは必要ありません。
リング状のパッキンがパッキンの位置決め溝を遮るので
パッキン側の位置決めを少し削っています。
2000発ほど撃ち込んだ後のスピンプレートです。
後ろから前まで白く変色しているのが分かると思います。
これが、BB弾の通った(擦れた)道となっています。

この状態になると、飛距離はタフネスと同等位になってしまいます。
その場合は、スピンプレートを少し横に回して新しい面を使います。

耐久力を向上させるのではなく、簡単に新しい面を使えるようにしています。
これにより貼り変えの煩わしさから開放されました。
摩擦力が強く、写真くらいの突き出し量で
ホップのかかりが悪いマルイSPGやG&G0.3gをかっ飛ばすだけの
回転をかける事ができます。
HE G-HOPのグルーピング例です。
使用したのは主に社外パーツで組み上げた電動M4カスタムです。
HE G-HOPにチャンバーのガタ取りを施したくらいで、メカボ内はノーマルに毛が生えた程度です。

マルイSPG0.3gを使用し、30mで10発×3セットを行い118mm、103mm、123mm、平均114.66mmと
手のひらの2/3位に収まるグルーピングとなっています。
しかし、このHE G-HOPにも弱点があります。

ホップの突き出し量が少ない=抜弾抵抗が小さいと言うこともあり、
G&G0.3gバイオの様なツルツルのBB弾を使用した場合、電動の叩き込み給弾では弾がオーバーランして保持位置が定まらず
グルーピングが上下に散る傾向にあります。
使用するBB弾に応じてホップ方式を使い分けなくてはならない辺り、まだ万能ホップとは言えない実態があります。